比較

比較⑦ 【原級を使う重要表現】

坪田塾

ここでは”as 原級 as”を使ったさまざまな表現を確認していきます。

as 原級 as possible / as 原級 as S can :「できるだけ~ / 可能な限り~」

as 原級 as possible / as 原級 as S can 

1) I want to hand in the reportas early as possible.

できるだけ早く報告書を提出したいと思います。

2)I want to hand in the reportas early as I can.

できるだけ早く報告書を提出したいと思います。

二つの例文は同じ意味です。

“as 原級 as possible / S can”で「できるかぎり」という意味を表します。

not so much A as B  「A というより (むしろ)Bだ」

not so much A as B 

He is not so much an actor as a singer.

彼は俳優というより歌手だ。

 =  He is a singer rather than a an actor.

not so much A as B の不等式は 「A>B」

「Aではなく(むしろ)Bだ」というように、

Aを否定して、Bに重点を置く表現です。

“not so much A as B”は””not as 原級 as””と同じ成り立ち

例:I don’t have so much money as you ( have ).

「私はあなた(が持っている)ほど、そんなたくさんのお金は持っていない」

→ He is not so much an actor as a singer.

「彼は歌手というほど、俳優ではない。」= 「俳優というより歌手である」

※ この二つの言いたいことは同じです。”not as 原級 as”と同じと考えてください。

日本語に直訳すると本来の意味がわかりますね。

not so much as do 「〜さえしない」

not so much as do 

He did not so much as say good-bye

彼はさよならさえ言わなかった。

“not so much as”は動詞の前に置いて、助動詞のような働きをします。

助動詞のように考えると覚えやすいと思います。

as 原級 as ever lived「今までにないほど〜、並外れて〜」

as 原級 as ever lived 

Jun is as smart a student as ever lived.

ジュンは並外れて頭がいい生徒です。

この表現は「最上級」に近い表現です。

”as 原級 as ever lived”はなぜこのような意味なるのか?

“as”の本来の意味は「同じかそれ以上」です。『A≧B』

“ever lived”(=I have ever live)は「今まで生きてきた中で」という意味です。

つまり、”as smart a student as ever lived”の意味は

「今ままで生きてきた中で、同じかそれ以上に賢い」

=「今まで生きてきた中で、一番賢い」

「今までにないほど賢い / 並外れて賢い」という意味になります。

皆さんが生きてきた中で「賢い」と思った人は誰ですか?

アインシュタイン、クラスにいた賢い人とか、それぞれ思い浮かべると思いますが、

その人たちと同等かそれ以上ということは、「天才」ですよね。

このような考えから、「今までにないほど〜 / 並外れて〜」という意味になりました。

詳しい”as 原級 as”の意味は、以前の記事を確認してください。⇩

比較① 【as 原級 as は本当は「同じ」ではない?】 ここでは、”as 原級 as”を使った比較表現を確認していきましょう。 as 原級 as 本来の意味とは? まずは以下の例...

as 原級 as any 「どれ(だれ)にも劣らず〜」

as 原級 as any

The student is as smart as any (student).

その生徒は誰にも劣らず頭が良い。

この表現も「最上級」に近い表現です。

as 原級 as any”はなぜこのような意味なるのか?

“as”の本来の意味は「同じかそれ以上」です。『A≧B』

“any”は「他のどんな人(もの)」という意味です。

つまり、”as smart as any (student)”の意味は

「他のどんな人と同じかそれ以上に賢い」

=「他のどんな人よりも、賢い」という意味になります。

詳しい”as 原級 as”の意味は、以前の記事を確認してください。⇩

比較① 【as 原級 as は本当は「同じ」ではない?】 ここでは、”as 原級 as”を使った比較表現を確認していきましょう。 as 原級 as 本来の意味とは? まずは以下の例...

Practice (練習問題)

ここまで学んだ表現を使って例文を作ってみましょう。

【1】日本文を英訳しなさい

1) 今日は、可能な限りいっぱいお肉を食べていいですよ。(2パターン) = (食べ放題)

A1(as as possible)

A2(as as S can)                                         

答え

A1 = You can eat as much meat as possible today.

A2 = You can eat as much meat as you can today.

2彼女はかわいいというより、綺麗だ。

A

答え

A=He is not so much cute as beautiful.

                                       

3) 彼女は挨拶さえしなかった。 

A

答え

A= She doesn’t so much as greet.

                                       

4) 彼は今までにないほどイライラさせる。

A

答え

A= He is as annoying a student as ever lived.

                                       

5) 彼はだれにも劣らず優しい。

A

答え

A= He is as kind as any.

                                       

【2】( )に入る適切な語句を選びなさい。

1) I want to hand in the report (     ).

    ①as early than I can   ②as early as possible.

    ③as early as I possible ④as possible as I can.

2) Hiroko has seen as many foreign movies (  ) in her class. →148

① as anybody ② as nobody ③ so anybody ④ than anybody

3) English is as fine a means of communication (  ) in the world. →148

① as any ② as many ③ as much ④ as nothing

答え

1)②as early as possible.

I want to hand in the report as early as possible.

訳:できるだけ早く報告書を提出したいと思います。

2)① as anybody

Hiroko has seen as many foreign movies as anybody in her class.

訳:ヒロコはクラスの誰よりも多くの外国映画を見てきました。

3)① as any

English is as fine a means of communication as any in the world.

訳:英語は世界のどこよりも優れたコミュニケーション手段です。

【3】日本語の意味に合うように、( )語句を並べ替えなさい。

4) 幸せは,我々が何を持っているかよりも,我々がどのような人間であるかということにある。

Happiness lies not so ( as / what we have / in what we / much / in ) are.

答え

A=Happiness lies not somuch inwhat we have asin what we are.

”not so much A as B”「A というより (むしろ)Bだ」を使った表現です。

この例文では、

A=inwhat we have「持っているものの中に」

B=in what we are「我々がどのような存在かという中に」

                                       

まとめ

それでは今回のまとめをしましょう。

① as 原級 as possible / as 原級 as S can :「できるだけ~ / 可能な限り~」

② not so much A as B  「A というより (むしろ)Bだ」

③ not so much as do 「〜さえしない」

④ as 原級 as ever lived「今までにないほど〜 / 並外れて〜」

⑤ as 原級 as any 「どれ(だれ)にも劣らず〜」

“as as”を使った表現を理解するためには、”as”の本質の理解が大切です。

“as”には「同等かそれ以上の」という意味があります。

「同じくらい」という意味だけではないので注意です。

ぜひ、”as 原級 as” の記事を確認してください。

比較① 【as 原級 as は本当は「同じ」ではない?】 ここでは、”as 原級 as”を使った比較表現を確認していきましょう。 as 原級 as 本来の意味とは? まずは以下の例...

今日もありがとうございました

ABOUT ME
ゆん
現役英語教師をしながら英語に関する情報を書いています。今年で教員生活10年目になります。みなさんに役立つ情報をできる限り発信していきたいと思います。