時制

時制 【基礎④】-現在完了形-

坪田塾

現在完了って今と過去をつなぐ意味があるとか、わかりやすく説明してくれようとしてましたが、なんだか使い時がしっくりこないですよね。

どんな時に使うのか、過去形との区別はどうするのかを理解していきましょう。

現在完了形

形:「have + 過去分詞」

意味:①「〜したところだ・〜してしまった」(完了・結果)

   ②「〜したことがある」(経験)

   ③「(ずっと)〜している」(継続)

現在完了には、3つの意味があります。しかしネイティブはこの意味を使い分けているのではなく、1つのコアとなるイメージを持っています。そのイメージを解説していきます。

現在完了の「コア」イメージ

現在完了の形は「have + 過去分詞」ですよね。この形にはちゃんと意味があります。

① have(助動詞) =「(現在)持っている」

② 過去分詞 =「(過去に)〜した」

①+② have + 過去分詞 = 「(過去に)〜した状態や経験を(現在)持っている」

haveは意味は、ご存知の通り「持っている」がコアのイメージです。(文法上は助動詞の扱い)

過去分詞は、名前の通り「過去に〜した」というイメージです。

この2つが合わさると、「(過去に)〜した状態や経験を(現在)持っている」という意味となります。

例文を見ていきましょう。

例文1: I have finished my homework. (完了・結果)

過去に宿題を終えて、今もその状態があることを強調するために現在完了を使っています。

過去にしたことが現在に繋がっているイメージです。

イメージ図

例文2: I have seen the movie. (経験)

過去に見た経験を現在持っているということを伝えるために現在完了を使っています。

過去にしたことが現在に繋がっているイメージです。

イメージ図

例文3: I have lived in Tokyo. (継続)

過去に住みはじめて、現在もその状態を持っていること伝えるために現在完了を使っています。

これも過去にしたことが現在に繋がっているイメージです。

イメージ図

現在完了形のコアイメージは

「過去にしたことが現在に繋がっているイメージ」

それでは、それぞれの用法の例文を見ていきましょう。

現在完了形で完了・結果を表す 「〜したところだ」「〜してしまった」

① I have finished my homework.

(私は宿題を終えたところだ)

上のコアイメージで説明したように、「過去に宿題を終えた状態を、いま持っている」という完了を表す表現です。

② I have caught a bad cold.

(私はひどい風邪をひいしまった)

上のコアイメージで説明したように、「過去に風邪を引いて、いまも風邪を引いた状態を持っている」という結果を表す表現です。

よく使われるキーワード

just : ちょうど

already : すでに

yet : すでに(疑問文) / まだ〜(否定文)

現在完了形で経験を表す 「〜したことがある」

I have never met your sister before.

(私は以前あなたの姉に一度も会ったことがない)

④ I have been to Korea three times.

(私は3回韓国に行ったことがる)

例文③では「過去に一度もあなたの姉に会っていないという状態を、いま持っている」という経験を表す表現です。

例文④では「過去に3回韓国に行った経験をいま持っている」という経験を表します。

よく使われるキーワード

ever : 今まで

never :今まで〜ない

once / twice / three times : 1回(度) / 2回(度) / 3回(度)

many times : 何回も、何度も

before : 以前

現在完了形と現在完了進行形で継続を表す 「ずっと〜している」

⑤ I have lived in Tokyo for three years.

(私は東京に3年間(ずっと)住んでいる)

例文⑤では、状態の継続を表しています。「3年前に住み始めて、今もずっと住んでいる」という状態の継続を表しています。状態が今も続いていることを強調しています。この意味を表す動詞は状態動詞と決まっています。

以下に状態動詞をまとめました。

以前の記事でも確認しているので詳しくはこちらを見てください。

思考系:believe(信じている) / know(知っている) / realize(実感する) / remember(覚えている)

感情系:like(好き) / love(大好き) / hate(ひどく嫌う) / dislike(嫌う)

所属・所有系:have持っている / posses(持っている) / resemble(似ている) / belong to(所属している) / contain(含んでいる) / consist of(成る)

存在系:be(いる) / exist(存在する)

⑥ It has been raining for five days.

(5日間ずっと雨が降っている)

例文⑥では、動作の継続を表しています。「5日前に雨が降り始めて、今もずっと降っている」という動作の継続を表しています。動作が今も続いていることを強調してます。

よく使われるキーワード

for : 〜の間

since :〜以来

現在完了形と過去形を使い分ける

以下の英文の違いは何でしょう?

1. I have lost my bicycle key.             

2. I lost my bicycle key. 

例文1は現在完了、現在完了のコアイメージは「現在と過去がつながっているイメージ」なので、鍵を過去に無くして、今も鍵が無いことを表しています。

例文2は過去形、鍵を過去に無くしたという事実を伝えています。

例文1では、今も鍵が無いことが相手に伝わりますが、例文2では「過去に無くした」という事実だけなので、いま鍵があるのか、ないのかは、相手には伝わりません。

現在完了形の例文で見ていきましょう。

ダルマ

Oh no、I have lost my key. Can you find the key with me?

あぁ、鍵を無くしちゃったよ。一緒に探してくれる?

きみこ

Ok. Do you remember where you had the key last?

いいよ、最後にどこで鍵を持っていたか覚えてる?

現在完了を使うと、今もないということが伝わります。なので、上の会話のように鍵が今もなくて困っているときに使います。

次は過去形の例文を見ていきましょう。

ダルマ

I lost my key Yesterday so I had to wait for three hours in front of my house

昨日鍵を無くしちゃってさ、家の前で3時間も待たないといけなかったんだよ。

きみこ

too bad, did you find your key?

大変だったね、鍵は見つかったの?

ダルマ

No, I haven’t found

いいえ、今も見つかってない。

過去形を使うと、過去にあった事実を伝えます。現在完了形とは違い、今鍵があるかは関係なく、過去に鍵がなくて困っていたことを話しています。

現在完了形は、今もなくて困っていることを伝えていましたね。この点が過去形と現在完了形の違いです。

最後のダルマの発言では、”No, I haven’t found”という現在完了形が使われています。ここでは、「今も見つかっていない」ことを相手に伝えるためです。

もう1つ例文を見ていきましょう。以下の英文の違いはなんでしょうか。

1. I have lived in Tokyo for three years.

2. I lived in Tokyo for three years When I was a child.

例文1は現在完了、現在完了のコアイメージは「現在と過去がつながっているイメージ」なので、3年前の過去過去から、今も住んでいることを表しています。

例文2は過去形、子どもの時に3年間東京に住んでいたという過去の事実を伝えています。

現在完了は今も住んでいることがわかります。

過去形は今は住んでおらず、子どもの時に住んでいたことがわかります。

過去形と現在完了形のイメージを確認していきましょう。

過去形のイメージ

過去形のイメージは、今との繋がりがなく、過去の事実を伝えている。(いまは住んでいない)

現在完了形のイメージ

現在完了形のイメージは上で述べたように、今も住んでいることを伝えている。

このように、いまと繋がっていれば現在完了形

今との繋がりがなく、過去の事実を伝えるのは過去形

まとめ

現在完了形は = 過去にしたことが今に繋がっていることを表す

過去形 = 今との繋がりがなく、過去の事実を伝えている

現在完了形においてはイメージはとても大切です。

「完了/結果/経験/継続」という用法は、日本語に訳すときや、その意味の違いを理解する時には大切ですが、コアのイメージは「過去にしたことが今に繋がっている」ことを表します。

慣れるまでは過去形との区別が難しいですが、少しずつ慣れていきましょう。

違いがよくわからない場合はぜひ質問していただければと思います。

ABOUT ME
ゆん
現役英語教師をしながら英語に関する情報を書いています。今年で教員生活10年目になります。みなさんに役立つ情報をできる限り発信していきたいと思います。