TOEIC初心者のためのサイトがたくさんあるけど、結局どんな勉強法がいいの?
TOEICを受験したいけど、ちょっと忙しいし、初心者の自分にもできるかな?
1000人以上の学生に英語を教えてきた英語講師としての観点と、自分自身がTOEIC900点に到達した経験から、どのような勉強法が効果的だったかを振り返り、目標点に到達するための方法を紹介します。
あくまでも「楽に点が取れる勉強法」ではないので注意してください。
もし実行できれば、忙しい社会人の方でも確実にスコアをあげることができます。
”簡単に” ”誰でもできる”などの言葉とともに、いろいろな勉強法が紹介されていますが、ここで紹介する勉強法は、やれば確実にできる方法ですが、覚悟が必要です。
TOEICのスコアは、転職や就活市場においても、自分という価値を高めてくれます。
どれだけTOEICが重要かは以下の記事に書いたので、興味のある方は参考にしてください。
それでは、初心者の方でも効率的に学べる、TOEIC勉強法を詳しく解説していきます。
スキマ時間活用のためにAIを活用できる「レシピー(旧POLYGLOTS)」というアプリを使用します
TOEIC初心者がやるべきこと(学習準備)
初めてTOEICを学習を始める前に、【学習の準備】について5つのステップに分けて説明していきます。
学習準備に必要な5つのステップを順番に解説していきます。
ステップ①:試験の理解
まずは【TOEIC L&R テスト】そのものを正しく理解する必要があります。
敵を知らずに挑むのは無謀ですし、明確なゴールが見えないと途中で挫折してしまう原因となってしまいます。
相手を知るためにまずは、問題構成を理解しておきましょう。
問題数 : 200問 (リスニング100問 / リーディング100問)
点数:990点満点
テスト時間:約2時間
問題構成:
リスニングセクション(約45分間・100問) | |
part1 | 写真描写問題 6問 |
part2 | 応答問題 25問 |
part3 | 会話問題 39問 |
part4 | 説明文問題 30問 |
リーディングセクション(75分間・100問) | |
part5 | 短文穴埋め問題 30問 |
part6 | 長文穴埋め問題 16問 |
part7 | 1つの文書:29問 複数の文書:25問 |
サンプル問題がTOEIC公式のホームページに掲載されているので、一度確認して見てください。
TOEICL&Rは、リスニングとリーディングの2つのセクションに分かれています。
リスニングが約45分、リーディングが75分で、合計約2時間の長丁場の試験です。
センター試験がリーディングとリスニングの合計で110分なので、大学受験をした方はそんなに驚きはないと思いますが、TOEICは休憩がありませんので、実際に受験すると長く感じるかもしれません。
ステップ②:まずは1回分を解く
TOEICの勉強を始める前に、まずは過去問を1回分をといてください。最速で合格するために、まずは自分の現在地を知ることが重要です。
まじめな人ほど、単語などの基礎を固めてから過去問に取り組む方が多いですが、
「早期に自分の実力を把握する」→「目標点までの差を埋めるために勉強をする」
方が圧倒的に効率的です。
私は生徒に英語を教えている立場ですが、生徒が一番成長をするときは、目標の大学が決まった時です。そして、生徒に一番最初にやらせることは、大学の過去問を1回分解かせることです。
生徒は、相手がいかに強敵かを知り、何をやるべきかを明確になった瞬間に、凄まじい効率で英語力をつけていきます。
TOEICの勉強の時も一緒で、まずは自分の実力を知ることから始めてください。
過去問は、最新の「公式TOEIC」の問題集で解いてください。
問題は2回分ありますが、1回分だけ解いて、残りはしっかりと勉強した後に解くために、残しておきましょう。
Readingの問題を解く際は「75分」で時計を設定し、制限時間がきたらその時点で解けている問題にチェックし、最後まで解き続けてください。
採点をする際は、①制限時間内で解けた問題の正答数と②全ての問題の正答数の両方を記録してください。
TOEICは時間勝負のテストです。最初は絶対に最後まで解くことはできません。
現時点での実力は、時間内で解けた正答数ですが、
最後まで解いた正答数は、速読ができるようになれば、あなたの実力となるものです。
この点を踏まえ、自分の正答数を以下の表にまとめてみましょう。↓
パート | 制限時間内で解けた 問題の正答数 | 全ての問題の正答数 |
part1 写真描写問題 | / 6問 | |
part2 応答問題 | / 25問 | |
part3 会話問題 | / 39問 | |
part4 説明文問題 | / 30問 | |
part5 短文穴埋め問題 | / 30問 | / 30問 |
part6 長文穴埋め問題 | / 16問 | / 16問 |
part7 文章問題 | / 54問 | / 54問 |
合計 | / 200問 | / 200問 |
※Part1~4がリスニング / Part5~7がリーディング
ステップ③:各パートの目標点の設定
どのパートで何点取るかを決め、目標点数に到達させる目安が大切となります。
初めての方は、まずは600点を目標にしましょう。
目標点を掲げることで、それぞれのパートでどのくらい得点を取るかをイメージします。
そうすることで、具体的な勉強方法を確認できます。
何も考えずTOEICを受験して、一喜一憂しているだけではなかなか目標に到達することはできません。
公式問題集に載っている、正答数と得点の換算表を参考にだいたいの目標を確認します↓
600点を取るためには、1問5点だと仮定して、
200問中120問の正解を目指してみましょう。
パート | 目標正答数 / 問題数 |
part1 写真描写問題 | 4 / 6問 |
part2 応答問題 | 15 / 25問 |
part3 会話問題 | 23 / 39問 |
part4 説明文問題 | 18 / 30問 |
part5 短文穴埋め問題 | 20 / 30問 |
part6 長文穴埋め問題 | 10 / 16問 |
part7 文章問題 | 30 / 54問 |
あくまでも例ですが、600点を取るためには上記の目標正答数を目安にして、自分の目標を決めてください。上記の目標正当数に従う必要はありません。得意なパートでは高めの目標にして大丈夫です。
自己採点した際に、目標正答数を超えてないパートから、集中的に学習していきましょう。多くの人は、得意なパートをさらに伸ばそうと考えますが、得意なパートは問題演習を重ねていけば得点が上がりますが、苦手な場所は対策をしないと得点が上がりません。
自分の苦手なパートがわかったら、次はどのように対策をするかを見て行きましょう。
ステップ④:教材の用意
苦手なパートがわかったら、どんな教材を使うかを決めましょう。
① でる単特急 「金のフレーズ」 or 「金のセンテンス」
② 「TOEICテスト精選模試(リスニング3)」
③ 「TOEICテスト精選模試(リーディング3)」
④ 「公式TOEIC 問題集」 ※最新版を購入してください
⑤ 「レシピー(旧POLYGLOTS)」アプリを利用して、どこでも問題演習➕進捗確認
問題演習と学習記録のために、POLYGLOTS(ポリグロッツ)の「レシピー(旧POLYGLOTS)」というアプリがおすすめです。
具体的に優れている点を以下に紹介します。
① 他社のAIアプリと比較して使いやすい。
② 演習し放題でで、ちょっとしたスキマ時間で学べる。
③ 各パートごとの演習問題が多く、それぞれの解説が詳しい。
④ 初心者向けに中学英文法などの基礎教材もある。
⑤ 200万人の学習履歴データからAIによる、「最短・最高の学習成果」につながる一人一人に最適化された学習カリキュラムを生成できる。
初心者の方が独学だけでやろうとすると、つまづくこともあるので、アプリ内のAIを使った学習管理は非常に有効です。
スキマ時間活用のためにAIを活用できる「レシピー(旧POLYGLOTS)」のダウンロードはこちら
自分で用意する教材
アプリ『レシピー(旧POLYGLOTS)』の中に単語を学べる機能があります。もし、アプリで学びたい場合は、単語帳を買う必要はないです。
個人的には達成感があったので、「金のフレーズ」と「金のセンテンス」を持ち歩いていました。「abceed」という携帯アプリでは、音声も無料で聞けます。
TOEIC学習者のほとんど持っている単語帳です。
TOEIC学習者に圧倒的な人気の単語帳は「金のフレーズ」ですが、私自身は単語帳が苦手だったので、「金のセンテンス」を使い、文章の中で単語を覚えていました。
どれを使ってもまったく問題ありません。
ステップ⑤:学習計画の作成
教材を準備したら、学習計画を立てましょう。
① 単語は毎日やるように心がけましょう。
② 苦手な部分を中心に、「レシピー(旧POLYGLOTS)」アプリのパート別問題集を毎日解きましょう。
⑤ そのあとは、「TOEIC精選模試」を2週間に1度のペースで進めていきましょう。
※アプリのAI学習カリキュラムを利用して、自分に合ったスケジュールを立ててください。
それでは、細かい1週間のスケジュールを見ていきましょう。
ポイント1:1週間のスケジュール
月曜日 | 1「金のセンテンス」 (またはアプリの単語学習) 2「レシピー(旧POLYGLOTS)」で問題演習(通勤電車の中などのスキマ時間) 3 前の週に勉強した英文を音読、リスニングで復習 |
火曜日 | 1「金のセンテンス」 (またはアプリの単語学習) 2「レシピー(旧POLYGLOTS)」で問題演習(通勤電車の中などのスキマ時間) 3 前の週に勉強した英文を音読、リスニングで復習 |
水曜日 | 1「金のセンテンス」(またはアプリの単語学習) 2「レシピー(旧POLYGLOTS)」で問題演習(通勤電車の中などのスキマ時間) 3 前の週に勉強した英文を音読、リスニングで復習 4「TOEIC 精選模試 リーディング」を解く |
木曜日 | 1「金のセンテンス」 (またはアプリの単語学習) 2「レシピー(旧POLYGLOTS)」で問題演習(通勤電車の中などのスキマ時間) 3前の週に勉強した英文を音読、リスニングで復習 |
金曜日 | 1「金のセンテンス」 (またはアプリの単語学習) 2「レシピー(旧POLYGLOTS)」で問題演習(通勤電車の中などのスキマ時間) 3前の週に勉強した英文を音読、リスニングで復習 |
土曜日 | 1「金のセンテンス」(またはアプリの単語学習) 2「レシピー(旧POLYGLOTS)」で問題演習(通勤電車の中などのスキマ時間) 3前の週に勉強した英文を音読、リスニングで復習 |
日曜日 | 1「金のセンテンス」 の復習 2「レシピー(旧POLYGLOTS)」の問題で間違ったところの復習 3「TOEIC 精選模試 リーディング」 の復習 |
・単語帳と動画視聴は毎日スキマ時間で勉強しましょう。レシピー(旧POLYGLOTS)のアプリでは、パートごとの問題演習もできます。
・また前の週に勉強して「TOEIC 精選模試 リスニング」の問題を[abceed]というアプリ音読したり、聞き直しをして復習します。
・週の間に、「TOEIC 精選模試」の問題を解いて、日曜日は間違えた部分を復習します。
・日曜日はその週に勉強したことの復習の日というように、習慣化した方が学習がスムーズに進みます。
スキマ時間を利用し、とにかく復習を意識した勉強計画を立ててください。
ポイント2: タスクに優先順位をつける
注意点としては、1日のスケジュールはタスクベースで勉強の計画を立てましょう。
勉強時間で予定を立てると、思い通りにいかない時に心理的ストレスがかかり、モチベーションが続きません。
やるべきことを細分化し、「to do list」をつくり、優先順位をつけるようにしましょう。
人間は、やるべきことが多すぎると生産性が著しく低くなります。
“あれもしなきゃ””これもしなきゃ”と、タスクが多すぎると、現在取り組んでいるタスクに、集中できなくなるという現象です。
やることが多いと、取り組み始めるのがすごく面倒臭くなる経験をしたことがありませんか?
そして自分に多くのタスクを課し、それをこなせないとモチベーションが下がり、だんだんと計画が崩れていきます。
この現象は、ダイエットをするときによく似ています。
初日から”筋トレ1時間”など、負荷をかけすぎると、続かなくなってしまいます。
またタスクを設定するときは、具体的なページ数や時間を設定するより、
タスクとその優先順位だけ決めて、学習計画を作る方が良いです。
“単語を100個やる”、”リスニングを20分やる”という計画だと、思い通りにいかないことが多く、その都度モチベーションが下がってしまいます。
1”単語をの復習”、2”リスニングP3から”というように、やるべきタスクだけ決めて、どこまでやるかは、その日の状況次第で決める方が継続できます。
単語を100個覚えるより、「単語を毎日触れる」という事実の方が重要なので、計画を立てるときは回数や時間より、タスクと優先順位を決めて、どのくらいやるかは余裕を持たせることをおすすめします。
人間は無意識のうちに、物事を同時平行処理しようとするので、この状況を避けるために、必ず学習スケジュールにはタスクに優先順位をつけましょう。
第一優先は常に単語帳にすることをおすすめします。
どんなに忙しい時でも、毎日単語帳は欠かさずにやるようにタスクを決めると、効果が出やすくなります。
TOEIC初心者がやるべきこと(試験対策)
初めてTOEICを学習する方がすべき【試験対策】について、3つのステップに分けて説明していきます。
⑥ アプリ「レシピー(旧POLYGLOTS)」の問題演習
⑦ 公式問題集による問題演習
⑧ 付箋やノートで見直し
ここからは実際にアプリや教材を使って自分の苦手なパートを中心に、とにかく問題演習を繰り返します。
必要な3つのステップを具体的に解説していきます。
ステップ⑥:アプリ「レシピー(旧POLYGLOTS)」の問題演習
アプリの問題演習は、苦手なパートから始めてください。
アプリ内に「TOEIC対策」という項目があります。
ポイント1: 完璧を目指さなくて良い
目的は傾向と対策を繰り返し、問題演習を繰り返すことです。
どんどん次に進んで週末に復習をするので十分です。
それぞれの単元を完璧にすることにこだわらないでください。
余計な時間を使ってしまう原因になります。
スキマ時間活用のためにAIを活用できる「レシピー(旧POLYGLOTS)」のダウンロードはこちら
ステップ⑦:問題演習
アプリ「レシピー(旧POLYGLOTS)」の問題演習を隙間時間でやりながら、1週間か2週間に1回は模試をやりましょう!
問題演習はまずは以下の「TOEIC L&R 精選模試」を使います。
私は1週間に1回分を、平日に解いていました。
そして、解いた1回分の問題を、休日に復習するというルーティンを決めてやりました。
2週間に一回でも問題ありません。自分のスケジュールに合うルーティンを学習計画を作る際に決めてください。
ポイント: 間違った問題にチェックする
何度も解いていく中で、苦手な問題、何度も間違える問題が出てきます。
何度も間違える問題は、付箋を貼って、何度も解き直しをしてください。
解き直しをする際に重要な点は
① 間違った問題の、答えと根拠となる文章にマーカーを引く。(解答冊子に)
② リスニングで何度も間違える問題は「abceed」で、音読練習します。
「abceed」という携帯アプリでは、ほとんどの「TOEIC教材」の音声が収録されています。音読をする際に、必須のアプリです。
ステップ⑧:付箋やノートで見直しを徹底
私がおすすめしたいのは、精選模試や過去問の見直しをする際に、間違えた箇所の付箋を貼ったり、ノートにまとめておくことです。これをやっておくとTOEIC試験の直前にも自分の弱点を確認しやすいので、効率がぐんと上がります!!
ポイント:パートごとに何度も間違える問題をノートや付箋で管理
3,4回解いても間違えてしまう問題は、見直しをする際に見やすいように、パートごとに見出しをつけてノートや付箋を貼って管理してください。
◯ ノートの場合は、間違えた問題文をコピーして、貼り付けておくだけでいいです。
◯ 付箋の場合は、間違えた設問の部分に貼り、答えの根拠となる英文には、マーカーや下線を引いておくことをお勧めします。
見やすさで言えば、圧倒的にノートの方がおすすめですが、その都度コピーしたり、書き写すなどの手間があるので、付箋で管理するのも問題ないと思います。
見直しは効率よくTOEICスコアを上げるための、最大の武器となります!
まとめ
ここまで、詳しい勉強方法について述べてきましたが、みなさんもぜひ行動に移してくだしあ。
今はAI技術やアプリを使うことで、学習効率をあげる上げることが非常に容易になっています。しかし、行動に移せずに終わってしまう人が多いのが現状だと思うので、ぜひこの記事を参考に、実行に移してください。
ご存知の通り、TOEICスコアはみなさんの就活・転職・年収に大きく影響します。
(詳細は以下の記事を参考にしてください。)
→ TOEICのスコアが就活・転職・年収に影響する?
ここで書かれていることを実践しながら、自分の学習方法を確立して、TOEICの目標点に到達することを願っております。
スキマ時間活用のためにAIを活用できる「レシピー(旧POLYGLOTS)」のダウンロードはこちらから
最後まで読んでいただきありがとうございました。