仮定法

仮定法④【I wish 仮定法】

坪田塾

ここでは”wish”を使った仮定法の表現を確認していきましょう。

まずは以下の例文を比較してみましょう。

“wish” vs “hope”

1) I wish (that) the weather would be fine today.(今日は天気が良かったらいいのに)

2) I hope (that) the weather will be fine tomorrow.(明日は天気がいいといいのですが)

that以下の文に注目してください。

1)の”wish”の例文では助動詞の過去が”would”が使われており、仮定法が使われています。

2)の”hope”の例文では動詞が”will be”が使われています。

両方とも願望を表す動詞ですが、

“wish”は 「現実には起こりえない」こと願うときに使いいます。(=仮定法)

“hope”は「現実に起こりうる」ことを願うときに使います。

1)の”wish”を使った例文では、 仮定法の目印となる”would”が使われていますね。

仮定法の重要なポイントはこの二つです。

①「現実には起こりえない妄想です」という話し手の気持ちを表す。

② その気持ちを表す目印として、時制を1つ過去にズラします

仮定法についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をお読みください。

仮定法① 【仮定法過去・仮定法過去完了】仮定法を練習問題もつけて丁寧に解説します。仮定法には公式があります。この公式を知らなくては、応用もできないので、しっかり抑えましょう。...

wish 仮定法の使い方

“wish 仮定法”は「過去、現在、未来への願望」を表すことができます。

まとめると以下のようになります。

過去の願望であれば ➤ S wish (that) S had p.p 「(過去に)~だったらなぁ」

現在の願望であれば ➤ S wish (that) S 過去形 「(いま)~ならなぁ」

未来の願望であれば ➤ S wish (that) S would do 「(将来)~ならなぁ」

いずれも時制を一つ前にずらして、仮定法となっております。

wish 過去形(S did) -過去の仮定-

“I wish that ~”を使う表現は仮定法なので、動詞の時制をズラします。

過去の願望であれば、過去完了形(had p.p)を使います。

I wish S 過去完了(過去の願望)

He wishes you had been there.

「彼はあなたが(過去に)あそこにいてくれたらと願っている」

※過去完了”had been”が使われており、過去を表した仮定法です。

wish 過去形(S did) -現在の仮定-

“I wish that ~”を使う表現は仮定法なので、動詞の時制をズラします。

今の願望であれば、過去形(did)/助動詞の過去形(could/might do)

I wish S 過去現在の願望)

 I wish I had money.

「お金が(いま)あったらなぁ」

※動詞の過去形”had”が使われています。

I wish S 助動詞の過去形(現在の願望)

 I wish I could swim.

(いま)泳げたらなぁ」

※助動詞の過去形”could”が使われています。

wish would do -未来の仮定・丁寧な依頼-

“I wish that ~”を使う表現は仮定法なので、動詞の時制をズラします。

未来の願望であれば、will(✘)ではなく、would(willの過去形)を使います

I wish S would do(未来への願望)

I wish it would stop raining.

「(未来に)雨が降りやんでくれたらいいのですが」

※「雨が降りやむ」は未来のことなので、”will”の過去形”would”が使われています。

仮定法なので、現実にはほぼ起こりえないと話し手は考えています。

I wish S would do(丁寧な依頼)

I wish you would help me.

「あなたが助けてくれるとありがたいのですが」

※”wish 仮定法”を使って、「丁寧な依頼」を表すこともできます。

仮定法は「現実には起こりえない」という気持ちです。

つまり、「現実には無理だとは思うけど、助けがあるとありがたいなぁ」

という依頼の遠回し表現になり、丁寧な表現になります。

If only 仮定法 (wishより強い願望を表す)

“If only”も”I wish”と同じように、願望を表現することができる一つの表現です。

ただし、”only”「ただ〜なら」が入ることで、wishより強い願望を表します。

動詞の形は時制をズラしてください。

If only S 過去現在の願望)

If only you were here now.

「(ただ)あなたが今ここにいてくれればなぁ」

If only S had p.p(過去の願望)

If only you had been there.

「(ただ)あなたがあそこにいてくれたらなぁ」

would rather 仮定法過去 (強い願望、丁寧な依頼を表す) 

“If only”も”I wish”と同じように、願望を表現することができる一つの表現です。

ただし、would rather の場合は願望というより、丁寧な依頼の意味で使われることが多いようです。

動詞は過去形しか使いません。

would rather S 過去丁寧な依頼

I would rather you didn’t smoke here.

「タバコをここで吸わないでくれたらありがたいのですが」

仮定法は「現実には起こりえない」という気持ちです。

つまり、「できないかもしれないけど、吸わないでくれるとありがたいなぁ」

という依頼の遠回し表現になり、丁寧な言い方になります。

would rather S 過去現在の願望

would rather I stayed here.

「私はここにいたいなぁ」

Practice(練習問題)

( )内の日本語の意味に合うように、下線部に英語を入れて文を完成させなさい。
※日本語の意味に注意して解いてください。

1. I wish I          you.
(手伝ってあげられたら)

答え

I wish I could help you.

2. I wish I         to the exhibition with you.
(あなたと展示会に行っていたらなぁ)

答え

I wish I had gone to the exhibition with you.
→ 「行っていた」という日本語から、過去だと判断し「過去完了」(過去の仮定)にしましょう。

3. My father wishes he         today.(働く必要がなければなぁ)

答え

My father wishes he didn’t have to work today.

4. If only he          his talent.(才能をむだにしていなかったらなぁ)

答え

If only he didn’t waste his talent.

5. I would rather         here.(あなたが助けてくれたらなぁ)

答え

I would rather you helped me.(丁寧な依頼)

まとめ

ここでは、「願望」を表す仮定法について学んできました。

まとめると

I wish 仮定法(S would / S did / had done)

▶️現在の願望: wish S 過去形 「(いま)〜ならなぁ」

▶️過去の願望:wish S 過去完了 「(過去に)〜だったらなぁ」

▶️未来の仮定:wish S would do「(未来に)〜ならなぁ」

=If only 仮定法(S did / had done).  (wishより強い願望を表す) 

=would rather 仮定法(S did / had done).  (強い願望、丁寧な依頼を表す)

例文と一緒にパターンを覚えましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ABOUT ME
ゆん
現役英語教師をしながら英語に関する情報を書いています。今年で教員生活10年目になります。みなさんに役立つ情報をできる限り発信していきたいと思います。