比較

比較⑨ 【前置詞”to”を用いる比較表現】

坪田塾

ここでは”to”を使った比較表現を扱っていきます。

ここで扱う表現はラテン語由来の表現です。

これらの表現は以下の特徴があります。

  1. thanではなくtoを使う
  2. moreやlessの使用はしない
  3. -orで終わる(ラテン語の形容詞比較表現では”-er”ではなく”-or”を使う)

例文を使いながら確認していきましょう。

A is superior to B「AはBより優れている」:A>B

例文

1) my computer is superior to yours.

 私のコンピューターはあなたのものより優れている。  

“than”ではなく”to”を使って「〜より」の意味となっています。

“superior”は「優れている」という意味の形容詞です。

”super”の部分に「優れた、上の」という意味があります。

“superman”「スーパーマン」もこの”super”からきた意味です。

A is inferior to B「AはBより劣っている」:A<B

例文

2) my computer is inferior to yours.

 私のコンピューターはあなたのものより劣っている。  

“than”ではなく”to”を使って「〜より」の意味となっています。

“inferior”は「優れている」という意味の形容詞です。

”infer”の部分に「劣る、下の」という意味があります。

A is senior to B「AはBより先輩である、地位が高い、年上である」:A>B

例文

3) He is senior to me.

彼は私より先輩(年上)である

“than”ではなく”to”を使って「〜より」の意味となっています。

「シニア」という表現は日本語でも使われてますね。

A is junior to B「AはBより後輩である、地位が低い、年下である」:A<B

例文

4) He is junior to me.

彼は私より後輩(年下)である

“than”ではなく”to”を使って「〜より」の意味となっています。

「ジュニア」という表現は日本語でも使われてますね。

prefer A to B 「BよりAの方を好む」

例文

5) I prefer cats to dogs.

より猫を好む

“prefer”もラテン語から由来の表現ですので、”to”を使います。

“prefer”の形容詞表現で、”preferable”という表現があります。

この表現も”to”を用いて以下のように表現します。

例文

6) Health is preferable to money.

健康はお金よりも望ましい(大切)。

“be preferable to ~”「〜より望ましい、好ましい」という意味となります。

Practice(練習問題)

(   )に入る最も適切な語句を①~④から選びなさい。

1)Her report seems to be superior ( ).

① to me ② than me ③ to mine ④ than mine

2)”Which do you better, coffee or tea?”

“I prefer coffee ( ) tea”

① better ② than ③ to ④ more

答え

1) ③ to mine

2) ③ to

※ラテン語の比較表現は”than”ではなく”to”を使います。

下線部①〜④の誤りを指摘し、正しく直しなさい。

3) This project ①isinferior than that ③onein quality.

答え

3) ②inferior than(×) → inferior to(○)

※ラテン語の比較表現は”than”ではなく”to”を使います。

( )に当てはまる適語を書きなさい。

4) 彼は,サッカーはプレーするよりも見るほうが好きだ。

He prefers (            ) soccer (            ) playing it.

答え

4) He prefers ( watching ) soccer ( to ) playing it.

まとめ

ここまで学んできた表現を確認しましょう。

1) A is superior to B「AはBより優れている」(A>B)

2) A is inferior to B「AはBより劣っている」(A<B)

3) A is senior to B「AはBより先輩である、地位が高い、年上である」(A>B)

4) A is junior to B「AはBより後輩である、地位が低い、年下である」(A<B)

5) prefer A to B 「BよりAの方を好む」

6) be preferable to ~「〜より望ましい、好ましい」

今回はラテン語由来の比較表現を確認してきました。

今日もありがとうございました。

ABOUT ME
ゆん
現役英語教師をしながら英語に関する情報を書いています。今年で教員生活10年目になります。みなさんに役立つ情報をできる限り発信していきたいと思います。