ここでは”to”を使った比較表現を扱っていきます。
ここで扱う表現はラテン語由来の表現です。
superior / inferior / senior / junior / prefer
これらの表現は以下の特徴があります。
- thanではなくtoを使う
- moreやlessの使用はしない
- -orで終わる(ラテン語の形容詞比較表現では”-er”ではなく”-or”を使う)
例文を使いながら確認していきましょう。
A is superior to B「AはBより優れている」:A>B
1) my computer is superior to yours.
私のコンピューターはあなたのものより優れている。
“than”ではなく”to”を使って「〜より」の意味となっています。
“superior”は「優れている」という意味の形容詞です。
”super”の部分に「優れた、上の」という意味があります。
“superman”「スーパーマン」もこの”super”からきた意味です。
A is inferior to B「AはBより劣っている」:A<B
2) my computer is inferior to yours.
私のコンピューターはあなたのものより劣っている。
“than”ではなく”to”を使って「〜より」の意味となっています。
“inferior”は「優れている」という意味の形容詞です。
”infer”の部分に「劣る、下の」という意味があります。
A is senior to B「AはBより先輩である、地位が高い、年上である」:A>B
3) He is senior to me.
彼は私より先輩(年上)である
“than”ではなく”to”を使って「〜より」の意味となっています。
「シニア」という表現は日本語でも使われてますね。
A is junior to B「AはBより後輩である、地位が低い、年下である」:A<B
4) He is junior to me.
彼は私より後輩(年下)である
“than”ではなく”to”を使って「〜より」の意味となっています。
「ジュニア」という表現は日本語でも使われてますね。
prefer A to B 「BよりAの方を好む」
5) I prefer cats to dogs.
犬より猫を好む。
“prefer”もラテン語から由来の表現ですので、”to”を使います。
“prefer”の形容詞表現で、”preferable”という表現があります。
この表現も”to”を用いて以下のように表現します。
6) Health is preferable to money.
健康はお金よりも望ましい(大切)。
“be preferable to ~”「〜より望ましい、好ましい」という意味となります。
Practice(練習問題)
( )に入る最も適切な語句を①~④から選びなさい。
1)Her report seems to be superior ( ).
① to me ② than me ③ to mine ④ than mine
2)”Which do you better, coffee or tea?”
“I prefer coffee ( ) tea”
① better ② than ③ to ④ more
下線部①〜④の誤りを指摘し、正しく直しなさい。
3) This project ①is ②inferior than that ③one ④in quality.
( )に当てはまる適語を書きなさい。
4) 彼は,サッカーはプレーするよりも見るほうが好きだ。
He prefers ( ) soccer ( ) playing it.
まとめ
ここまで学んできた表現を確認しましょう。
1) A is superior to B「AはBより優れている」(A>B)
2) A is inferior to B「AはBより劣っている」(A<B)
3) A is senior to B「AはBより先輩である、地位が高い、年上である」(A>B)
4) A is junior to B「AはBより後輩である、地位が低い、年下である」(A<B)
5) prefer A to B 「BよりAの方を好む」
6) be preferable to ~「〜より望ましい、好ましい」
今回はラテン語由来の比較表現を確認してきました。
今日もありがとうございました。