ここでは”as 原級 as”を使ったさまざまな表現を確認していきます。
as 原級 as possible / as 原級 as S can :「できるだけ~ / 可能な限り~」
1) I want to hand in the reportas early as possible.
できるだけ早く報告書を提出したいと思います。
2)I want to hand in the reportas early as I can.
できるだけ早く報告書を提出したいと思います。
二つの例文は同じ意味です。
“as 原級 as possible / S can”で「できるかぎり」という意味を表します。
not so much A as B 「A というより (むしろ)Bだ」
He is not so much an actor as a singer.
彼は俳優というより歌手だ。
= He is a singer rather than a an actor.
not so much A as B の不等式は 「A>B」
「Aではなく(むしろ)Bだ」というように、
Aを否定して、Bに重点を置く表現です。
not so much as do 「〜さえしない」
He did not so much as say good-bye
彼はさよならさえ言わなかった。
“not so much as”は動詞の前に置いて、助動詞のような働きをします。
助動詞のように考えると覚えやすいと思います。
as 原級 as ever lived「今までにないほど〜、並外れて〜」
Jun is as smart a student as ever lived.
ジュンは並外れて頭がいい生徒です。
この表現は「最上級」に近い表現です。
皆さんが生きてきた中で「賢い」と思った人は誰ですか?
アインシュタイン、クラスにいた賢い人とか、それぞれ思い浮かべると思いますが、
その人たちと同等かそれ以上ということは、「天才」ですよね。
このような考えから、「今までにないほど〜 / 並外れて〜」という意味になりました。
詳しい”as 原級 as”の意味は、以前の記事を確認してください。⇩
as 原級 as any 「どれ(だれ)にも劣らず〜」
The student is as smart as any (student).
その生徒は誰にも劣らず頭が良い。
この表現も「最上級」に近い表現です。
詳しい”as 原級 as”の意味は、以前の記事を確認してください。⇩
Practice (練習問題)
ここまで学んだ表現を使って例文を作ってみましょう。
【1】日本文を英訳しなさい
1) 今日は、可能な限りいっぱいお肉を食べていいですよ。(2パターン) = (食べ放題)
A1(as as possible)
A2(as as S can)
2彼女はかわいいというより、綺麗だ。
A
3) 彼女は挨拶さえしなかった。
A
4) 彼は今までにないほどイライラさせる。
A
5) 彼はだれにも劣らず優しい。
A
【2】( )に入る適切な語句を選びなさい。
1) I want to hand in the report ( ).
①as early than I can ②as early as possible.
③as early as I possible ④as possible as I can.
2) Hiroko has seen as many foreign movies ( ) in her class. →148
① as anybody ② as nobody ③ so anybody ④ than anybody
3) English is as fine a means of communication ( ) in the world. →148
① as any ② as many ③ as much ④ as nothing
【3】日本語の意味に合うように、( )語句を並べ替えなさい。
4) 幸せは,我々が何を持っているかよりも,我々がどのような人間であるかということにある。
Happiness lies not so ( as / what we have / in what we / much / in ) are.
まとめ
それでは今回のまとめをしましょう。
① as 原級 as possible / as 原級 as S can :「できるだけ~ / 可能な限り~」
② not so much A as B 「A というより (むしろ)Bだ」
③ not so much as do 「〜さえしない」
④ as 原級 as ever lived「今までにないほど〜 / 並外れて〜」
⑤ as 原級 as any 「どれ(だれ)にも劣らず〜」
“as as”を使った表現を理解するためには、”as”の本質の理解が大切です。
“as”には「同等かそれ以上の」という意味があります。
「同じくらい」という意味だけではないので注意です。
ぜひ、”as 原級 as” の記事を確認してください。
今日もありがとうございました。