✅ 形:分詞の種類は現在分詞(-ing)、*過去分詞(-ed)の2種類だけです。
*不規則変化する動詞は、”-ed”ではなくその変化に準じる。
✅ 意味:現在分詞の意味は ①「~している」(進行形)
過去分詞の意味は ②「〜される」(受け身) ③「〜した」(完了)
✅ 働き:働きは形容詞のカタマリとして、名詞を説明します。
分詞の形は現在分詞と過去分詞の2種類しかありません。
そして、名詞を説明する役割があります。
例文を用いながら確認していきましょう。
分詞は形容詞として名詞を説明する
例文を使って、どんな働きをするか確認していきましょう。
1) I saw a brown dog.
2) I saw a barking dog.
*bark 吠える
2つの例文の赤い語に注目してください。
1) の例文では、”brown”という形容詞が”dog”という名詞を説明して、「茶色い犬」という名詞のカタマリを作っています。
2) の例文でも、”barking”という現在分詞が”dog”を説明して、「吠えている犬」というという名詞のカタマリを作っています。
このように、分詞は形容詞と同じ働きで、名詞を説明する仕事をします。
現在分詞の使い方
さらに詳しい例文を見ていきましょう。
1 The boy playing soccer there is my brother.
2 I saw a sleeping boy.
1)
2)
1)の例文では”playing soccer there”という現在分詞のカタマリが”the boy”という名詞を説明して、「あそこでサッカーをしている少年」という名詞のカタマリを作っています。2語以上の分詞のカタマリが名詞を説明する場合は、名詞の後ろに置きます。
2)の例文では”sleeping”という現在分詞が”boy”を説明して、「眠っている少年」という名詞のカタマリを作っています。1語の分詞が名詞を説明する場合は、前におきます。
1) This is the book <stolen by the man>.
2) I saw a broken watch.
1)
2)
1) では”stolen by the man” という過去分詞のカタマリが前の”the book”を説明して、「あの男性に盗まれた本」という名詞のカタマリを作っています。2語以上の分詞のカタマリが名詞を説明する場合は、名詞の後ろに置きます。
2) の例文では”sleeping”という現在分詞が”boy”を説明して、「眠っている少年」という名詞のカタマリを作っています。1語の分詞が名詞を説明する場合は、前におきます。
Practice1:分詞(句)のカタマリに下線を引き、日本語に訳して見ましょう。
1) look at that crying boy
2) The girl talking with my father is Mika.
3) I bought a used car.
4) he repaired the door broken by his son.
5) He talked to the man sitting by the door.
6) A child is afraid of a dog barking violently. bark 吠える
7) Spoken words are more exciting than written words.
8) There are many fallen leaves on the ground.
解説
※ 分詞には を引きました。分詞が説明する名詞には を引きました。
1) look at that crying boy.
(あの泣いている男の子を見てください)
2) The girl talking with my father is Mika.
(父と話している女の子はミカです)
3) I bought a used car.
(中古車(使われた車)を購入しました)
4) he repaired the door broken by his son.
(彼は息子に壊されたドアを修理した)
5) He talked to the man sitting by the door.
(彼は戸口に座っている男性と話しました)
6) A child is afraid of a dog *barking violently. *bark 吠える
(子供は激しく吠えている犬を恐れています)
7) Spoken words are more impressing than written words.
(話し言葉(話される言葉)は、書き言葉(書かれる言葉)よりも印象的です)
8) There are many fallen leaves on the ground.
(地面には落ち葉(落ちた葉)がたくさんあります)
関係代名詞との関連性
分詞は、関係代名詞と同じように、形容詞の役割をします。
その用法は、非常に似たものがあります。下の問題解いて見てください。
問題:関係代名詞を使い、二つの文をつなげなさい。
1)The boy is my brother + The boy is playing soccer.
関係詞⇒The boy who is playing soccer is my brother.
関係代名詞の”who is”を消してしまえば、分詞になります。
分詞⇒The boy who is playing soccer is my brother.
2)This is the book+ the book is stolen by Tom.
関係詞⇒This is the book which is stolen by Tom.
関係代名詞の”who is”を消してしまえば、分詞になります。
分詞⇒This is the book which is stolen by Tom.
※関係代名詞が名詞を説明するように、分詞も同じような働きをしていることがわかりますね。
分詞は、関係代名詞を少し書き換えただけなのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。分詞をまとめると以下のようになります。
分詞の種類 | つくり方 | 意味 | 働き |
現在分詞 | 動詞 + -ing | ①「~している」(能動) | ①いましていることの説明 |
過去分詞 | 動詞 + -ed | ②「される/された」(受動) ③「~した」(完了) | ②行為をされたことの説明 ③終わったことの説明 |
大切なことはその役割です。
分詞は形容詞と同じように、名詞を説明します。
そして1語の場合は前に置き、
2語以上の場合は後ろに置きます。
形容詞と同じように名詞を説明するという役割は、頭に入れておいてください。
今日もありがとうございました。