【基本】
① 品詞と文型
② 名詞のかたまり ( 名詞句 / 名詞節 )
③ 形容詞のかたまり ( 形容詞節 / 形容詞句 )
④ 副詞のかたまり( 副詞句 / 副詞節 )
「鳥が可愛らしく鳴いた」という文で、大切な要素はなんだと思いますか?
→ 正解は「鳥が鳴いた」がこの文の要素である主語と動詞であり、「可愛らしく」文をより詳しく説明せるための副詞になります。
日本語では無意識で認識している作業を英語では意識的にやる必要があります。その大前提となる品詞の役割と5文型を確認していきます。
基本4品詞は 名詞、動詞、形容詞、副詞 の4つのみです。
○名詞:「人、もの、こと」を表すことば
例:Tom (トム)、dog (犬)、fire (火事)
○動詞:「動き、状態」を表すことば
例:run (走る)、live (住んでいる)
○形容詞:「名詞を修飾 [説明] する」ことば
例:big (大きい)、brown (茶色い)
→ a big dog (大きい犬) a brown dog (茶色い犬)
bigはdog(名詞)を修飾しており、brownも後ろのdog(名詞)を説明しています。このように形容詞は名詞を修飾しています。
○副詞:「名詞以外を修飾 (説明) する」ことば
例:fast (速く)、very (とても)
→ run fast (速く走る) a very big (非常に大きい)
fastは前のrun(動詞)を修飾していて、veryは後ろのbig(形容詞)を修飾しています。このように副詞は、形容詞、動詞、副詞、文を修飾します。
次に5文型を確認していきましょう。
文の要素 基本4品詞
○主 語 (S) = 名詞
○動 詞 (V) = 動詞
○目的語 (O) = 名詞
○補 語 (C) = 名詞, 形容詞
修飾語 (M) = 副詞
副詞は主役級のSVOCにはなれずに、修飾語(M)=文をより詳しく説明せるための道具になる
上で確認した品詞が、英文のどこで使われるかが決まっています。単語を覚えるときに、どんな場所で使われるかを意識して覚えましょう。
上の5文型をまとめると下のような表になります。
英文はこの5文型をもとに基本的には成り立っています。
では実際に文章にしたときの形を見ていきましょう。
第1文型(SV)
・He jumped. 彼は跳んだ。
S V
第2文型(SVC) O=Cの関係
・He is my teacher. 彼は私の先生です。
S V C
第3文型 (SVO)
・He cleaned the room. 彼はその部屋を掃除した
S V O
第4文型 (SV O¹O²)
・He gave me a letter. 彼は私に手紙をくれた。
S V O¹ O²
第5文型 (SVOC) O=Cの関係が成り立つ
・He calls the dog Pochi. 彼はその犬をポチと呼ぶ。
S V O C
●状態型
単語 | 意味 | 例文 |
be | 〜である、いる | He is happy. 彼は幸せだ。 |
keep | 〜のままである | He kept silent. 彼は黙ったままだった。 |
remain | 〜のままである | The stores remain open. 店は開いたままだった。 |
lie | 〜の状態で横になる | He lay still. 彼はじっと横たわっていた。 |
●変化型
単語 | 意味 | 例文 |
become | 〜になる | he became ill. 彼女は病気になった。 |
get | 〜になる | My father got drunk. 父は酔った状態になった。 |
turn | 〜になる | Leaves turned red. 葉は赤くなった。 |
grow | 〜になる | The market grew bigger. 市場は大きくなった。 |
make | 〜になる | She made merry. 彼女は陽気にふるまった。 |
come | 〜になる | The dream came true. 夢が本当になった。 |
go | 〜になる | The fruit went bad. 果物が悪くなった(腐った)。 |
fall | 〜になる | I fell asleep. 私は眠りに落ちた。 |
変化型の動詞は、状態の変化を表します。comeの後ろは良いイメージの形容詞が来て、goの後ろには悪いイメージの動詞がきます。日本語の「鬼は外、福は内」と一緒で、良いものは「来る」、悪いものは「行く」という考え方ですね。
●五感動詞
動詞 | 意味 | 例文 |
look | 〜に見える | He looks happy. 彼は幸せそうに見える。 |
seem | 〜に見える | She seems happy. 彼は幸せそうに見える。 |
appear | 〜に見える | She appears happy today. 彼女は今日は幸せそう。 |
smell | 〜の匂いがする | This flower smells sweet. この花は甘いにおいがする。 |
taste | 〜の味がする | This fruit tastes sweet. この果物は甘い味がする。 |
feel | 〜の感じがする | It feels soft. それはやわらかい感じる。 |
sound | 〜に聞こえる | Your story sounds strange. あなたの話は変に聞こえる。 |
第2文型はこれだけです。例文と一緒に覚えてしまった方が早いですよね。第2文型をとる動詞の特徴は、下の例のように、動詞をbe動詞にしても文章が成り立ちます。
例:he looks happy. (彼は幸せそうに見える)
= he is happy (彼は幸せである)
- bring (人)に~を持って来る
- give (人)に~を与える
- hand (人)に~を手渡す
- lend (人)に~を貸す
- offer (人)に~を提供する
- owe (人)に~を借りている
- pass (人)に~を手渡す
- pay (人)に(代金)を払う
- read (人)に~を読んで聞かせる
- sell (人)に~を売る
- send (人)に~を送る
- show (人)に~を見せる
- teach (人)に~を教える
- tell (人)に~を話す
- throw (人)に~を投げる
- wish (人)に~を祈る
- write (人)に(手紙)を書く
- buy (人)に~を買ってやる
- cook (人)に~を料理する
- find (人)に~を見つけてやる
- get (人)に~を手に入れてやる
- make (人)に~を作ってやる
- order (人)に~を注文してやる
- sing (人)に(歌)を歌って聞かせる
- fetch (人)に~を取って来る
● 超一般
- call「OをCと呼ぶ」
- name「OをCと名付ける」
- choose / elect 「OをCに選ぶ」
● 一般 : 「OがCであるようにVする」
- leave O C(OをCのままにしておく)
- keep O C(OをCであるよう保つ)
- find O C 「OがCだとわかる」
- drive O C(OがCになるよう追いやる)
- get O C(OをCの状態にする)
- hold O C(OをCであるよう保つ)
- lay O C(OをCの状態に置く)
- let O C(OをCの状態にしておく)
- make O C(OをCにする)
- render O C(OをCの状態にする)
- set O C(OをCの状態にする)
- turn O C(OをCにかえる)
● 使役動詞
- make 「OにCさせる」
- have 「OにCしてもらう」
- let 「OにCさせてもらう」
● 知覚(五感)動詞
- 「視覚」see, look at, watch, observe(観察する), perceive(知覚する),
- 「聴覚」hear, overhear(ふと耳にする), listen to
- 「感覚」feel, notice,
- 「嗅覚」smell
● 思考系動詞: 「OをCだとみなす/考える/証明する」 (一般にV+O+(to be)+C )
- think 考える
- believe 考える
- consider 考える / みなす
- suppose 考える / みなす
- prove 証明する
● SVO to do: 「OにCするのを(するよう)Vする」
- allow/permit 「許可する」
- enable「可能にする」
- encourage「奨励する」
- force/compel/oblige「強制する」
- advice「アドバイスする」
- expect「期待する」
- ask「頼む」
- want「望む」
- cause「引き起こす」
- require/request「要求する」
- determine「決心させる」
- urge「促す」
以上が第2文型、第4文型、第5文型をとる動詞のまとめです。これらの動詞が出て来たら、どんな文型をとるかを知っておくだけで、英文を読むときはもちろん、英作文を書くときにも役立ちます。ノートにまとめ、意味を理解しながら、どんな文型をとるかを覚えてください。
【基本】
① 品詞と文型
② 名詞のかたまり ( 名詞句 / 名詞節 )
③ 形容詞のかたまり ( 形容詞節 / 形容詞句 )
④ 副詞のかたまり( 副詞句 / 副詞節 )