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【30代の教員転職】職場の変え時と転職までのステップを紹介

坪田塾


「夢だった教員になったけど、実際は辛すぎる!」
「正直教員を辞めたいけど、どうすればいいの?!」
「転職も考えてるけど、周りに止められる!」

こんな思いを抱えている先生方も多いのではないでしょうか。
私自身もしんどい思いをしてきた経験が多くあります。

ゆん

私は現役の英語講師のゆんです。
私は教員として3回転職を経験しました。
現在は非常勤として講師をしながら独立しましたが、その前に3回職場を変えました。
教員として悩んだ時に、どうのように考えればいいかを、参考になれば良いうと思い、この記事を書きました。

この記事では、職場の変え時と、転職をするのであれば具体的にどんな行動をすればいいかを説明して行きたいと思います。

職場の変え時

教育の現場、それぞれの価値観を持った人間が混在しています。
そもそも、全員とうまくやるというのは不可能です。

その中でも、以下3つのセンサーが働いた場合は、その環境から抜け出すことを考えましょう。

① 職場が腐っている

② 尊敬できる人、相談できる人がいない

③ 実践が認められない

詳しくみていきましょう。

組織が腐っている

・「残業は当たり前」「子どものためなんだからしょうがない」と上司が口にする

・子どもの前で上司が教員を叱る

・職場内で派閥があって、圧力をかけてくる

など、さまざまな要因があります。

「組織が腐っている」という基準は、絶対的なものがあるわけではありませんが、
教育現場で組織を崩壊させるのは、基本的には管理職です。
会社でいう経営者が腐っている場合、組織も腐っていきます。

管理職に対する「良くない噂」が絶えない職場は、たいてい腐った組織です。

原因はさまざまですが、あなたが「この組織は腐ってる」と思うのであれば、その感覚に従うことをおすすめします。

自らの良心に反するところで働き続けると、自分を軽視し、自分が腐っていく可能性があります。

長くその組織にいるとその感覚は当たり前になり、いつの間には自分も同じ振る舞いをしている可能性があります。

自分を裏切るという行為は、幸福から最も遠ざかる行為だと認識してください。

私自身の身に起きた、職場の例を紹介しますね。↓

私の職場の例

私の職場では、管理職が仕事中に飲酒をするという状況がありました。
また、特定の異性に対して対応が他の人とは全く違ったので、周囲の教員が疑問を呈していました。

さらにその管理職が原因で辞めていく教員が後を絶たないという状況がありました。
私の相談できる教員も辞めてしまったため、高校3年生を送り出して、このような腐った職場からは離れようと思い転職をしました。

私は、外部に相談できる教員がいたため、正常な判断ができましたが、自分だけだと感覚が麻痺してしまうこともあります。

もし苦しければ、周りに相談してください。

話を聞くことはできますので、もし苦しかったら遠慮なく連絡をください。
お問い合わせ

学校は本当に管理職の質で、学校の質は変わります。

3つの違う学校で実際に働いてきましたが、同じ学校内でも管理職が変わるだけで、学校の雰囲気や質は大きく変わります。

つまり、働いている教員としては自分自身の力ではどうにもできないことが多いです。

教育現場を根本から変えようとする管理職もいます。

興味があれば、以下の記事を参照してください。

「学校が残業するサラリーマンを育ててる?」↓
https://business.nikkei.com/atcl/skillup/16/081900007/082200004/

「学校が残業するサラリーマンを育ててる?」という題名からもわかる通り、教育現場は変わらないといけないと考えている管理職もいるんです。(管理少数派ですが)
環境は管理職次第で、良くもなるし、悪くもなってしまうのが現状です。

尊敬できる人、相談できる人がいない

教員として成長していくための最も大切な条件が

「尊敬できる人、相談できる人の元で働く」ということです。

私自身も、教員を続ける中で、常に信頼できる教員や尊敬できる教員がいました。

逆にいうと、その信頼する教員が辞めるときは、自分も辞めてしまったこともありました。

自分の職場に尊敬できる教員がいないときは、研修会に参加して優秀な教員に出会うことも1つの手です。
私はもよく研修会に参加し、素晴らしい実践をしている先生に会うようにしていました。

尊敬できる教員に会うことが教員を続ける大きなモチベーションでした。

そんな尊敬できる教員のいい指導法を真似して実践をしていると、仕事が楽しくなりました。

もし組織が腐っていたとしても、「尊敬できる人」「頼れる人」がいれば、その人から多くを学び、「教員として頑張ろう!!」と思えるはずです。

でも、もし皆さんの職場に、自分の悩みをなんでも相談できる人がいなくて、組織も腐っている場合、すぐにでも職場を変えるべきです。

「子どものために」という呪縛で、なんとか続けたとしても、あなたを不幸であれば、子どもが不幸になります。

まずは、自分を第一優先にしましょう。

実践が評価されない

研修などで学んだことを実践して、それを批判してくる上司や管理職がいた場合、職場をかえる合図です。

新しい実践をすると、よく現状を変えたくないベテラン教員が、批判してくることがあります。1人・2人ぐらいならばほっとけばいいのですが、それが組織の文化として根付いている場合は危険信号です。

新しい実践をする場合、失敗もつきものです。
そして、試行錯誤をする中で成長していくことを、優秀な教員は知っています。
そして自分も同じような経験をしてきてるので、良い職場では他人の実践を否定はしません。

良い学校ほど、新しい実践を受け入れる文化が育っており、管理職もその実践を評価してくれます。

しかし、そうでない職場であれば、あなたの意欲は削がれていき、成長も止まってします。

そのような職場であれば、すぐに抜け出しましょう。

5年も6年も我慢し、自らの信念に反するところで働き続けると、自分が腐っていく可能性もあります。

皆さんの中に以上の条件に当てはまる方はいますか?

現状であなた自身で変えられること、ぜひやってみてください。

研修会などに多く参加し、尊敬できる教員や相談できる教員と出会うのは、自分のモチベーションを上げてくれます。

しかし、環境を変えることが、自信を取り戻し、あなたの本当のやりがいを見出す最良の手段です。

自身でできることを試しても、苦しい状況が変わらなければ、転職を考えることをお勧めします。

辞めたいけどその勇気が出ないときの具体的な行動

まずは自分の自身でできることから行動してみましょう。

① 苦しいことを思い切って誰かに伝える

② 外部研修会に参加する

③ 転職する

苦しいことを思い切って職場の人間に伝える

あなたの職場にも親身になって聞いてくれる人がいる可能性もあります。

教員はいい人が多いです。案外相談に乗ってくれるものです。

もしどうしても職場の人には言いにくいのであれば、

SENSEI ノート」に登録して、自分の現状を投稿してみてください。

SENSEI ノート」は先生だけのSNSみたいなものです。

ただ日、匿名ではなく実名なので、責任感のある先生方が、親身になって相談に乗ってくれますよ。

外部の研修会に参加する

もし、自分の職場に相談することができなければ、外部の研修に参加していみましょう。

研修会に参加している人の多くは、高い志を高く持っている人です。

そんな人たちと交流することで、「尊敬できる人」や「相談できる人」に出会える可能性が高まります。

教育委員会などの行政が開催する研修会はあまり意味がありません。

参加している教員の多くが強制的に参加させられているので、企業や外部の団体が開催する研修会に参加してください。

以下のサイトで全国の研修会を検索することができます↓

SENSEI イベントポータル

ぜひ利用してみてください。

転職活動をする

転職となると、なかなか勇気が入りますよね。

でも転職活動にはリスクはありません。

転職活動自体は無料ですし、良いところが見つからなければ、

活動だけして、転職をする必要はありません。

でも転職活動をすると良いことがたくさんあります。

✅ 無料で転職エージェントに相談できる。

自分の市場価値がわかる。

自己分析ができ、自分にやりたいことを見直せる。

✅ いま何をすべきかが具体的になる。

転職活動は、自分を自己分析するための最高の機会です。
さらに言えば、自分以外の人から、客観的な意見をもらえ、自分のキャリアを見直す機会になります。
実際に転職する気がなくても、自分の自己分析のために転職エージェントを使っている人もいるぐらいです。

自分の可能性を探るために、一度転職エージェントに相談してみるのもありですね。

ゆん

数ある転職エージェントの中から、実際に利用して満足度の高かったエージェントだけを厳選しました。
面談を行うことで、自己分析ができ、役立つ情報を入手できます。
私自身も、相談することで自分の強みを理解できました。

おすすめの転職エージェント

JAC Recruitment】(30代〜)
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✅ 履歴書の添削や面接対策をしてくれる

✅ 利用料は常に無料 (利用料は企業から報酬を受け取っている)

家族でも、親友でも、あなた以上にあなたを理解することはできないですし、どんな環境で働き、どんな人生を送りたいかを決めるのはあなた自身の責任であり、選択です。

あなたの家族も親友も、あなたの不幸な姿は見たくはないでしょう。

努力をする場所で人生は変わります。
自分が働く環境は、自分で選びましょう。

今の時代、教員にはいつでも戻れる

これは残念なことですが、今の日本は圧倒的に「教員不足」です。

教員採用試験では、受験者数は減少し続け、合格者数は増加し続けています(下図参照)。

出典 : 教員採用試験対策サイト「2022年度(2021年夏実施)教員採用試験 最終合格者数DATA」

私は3つの学校に転職しましたが、どの学校でも人材不足が起きています。

はっきり言えることは、教員免許があれば、教員に戻ることはいつでもできます。

さらに学校は全国どこでもあるので、場所を選びません。

これらの現状を踏まえ、私も独立の決意をしました。

私は人に教えるのも大好きですし、子どもも大好きでしたが、学校という組織には思うとことろが多々ありました。
現状に不満を言うより、自分でやれることをやった方が自分が腐らずに済むと考え、辞める決心をしました。

私自身は、学校業界に戻る選択肢もあります。

私の知り合いでも、公立高校を辞めてリクルートに就職し、再度教育現場に戻ってきた先生がいます。

その方の発想や考えは、明らかに一般教員の常識とはかけ離れていて、私が教員を一度離れようと考えるきっかけになりました。

会社員を1度経験している方が、教員としての質が上がるのは事実です。

20代、30代であれば、一度教員以外の選択をすることも非常に大切だと思います。

まとめ

それでは最後にまとめましょう。

職場を変える時

① 職場が腐っている

② 尊敬できる人、相談できる人が職場にいない

③ 実践が認められない

具体的な行動

① 苦しいことを思い切って誰かに伝える
(「SENSEI ノート」で相談することもできる)

② 外部研修会に参加する
(「SENSEI イベントポータル」で検索)

③ 転職する

おすすめの転職エージェント

JAC Recruitment】(30代〜)

◆【JAIC(ジェイック)】(20代)

転職しても教員免許があれば、教員に戻ることはいつでもできる。
● 社会を1度経験している方が、
教員としての質が上がる

もし苦しければ、周りに相談してください。

話を聞くことはできますので、もし苦しかったら遠慮なく連絡をください。
お問い合わせ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
ゆん
現役英語教師をしながら英語に関する情報を書いています。今年で教員生活10年目になります。みなさんに役立つ情報をできる限り発信していきたいと思います。