関係代名詞whatの特徴を確認していきましょう。
形 ⇒ what S V / what V
意味⇒「~すること[もの]」
役割⇒ 名詞のカタマリ
使われる場所 ⇒ S / O / C / 前置詞のO
特徴 = “what”は”the thing(s) which”の言い換え
これらのポイントに関して、例文を用いながら確認していきましょう。
関係代名詞”what”はどこで使われるの?
今まで学んできた”who/which/that”などの関係だ名詞は
先行詞(名詞)を説明するための形容詞の役割をしていましたね。
しかし、関係代名詞の”what”は名詞の役割です。
名詞の使われる場所は【主語(S)、目的語(O)、補語(C)、前置詞の目的語(O)】で使われます。
つまり、そもそも先行詞がありません!!
例文を使って確認していきましょう。
〈what節が主語の働きをする〉
【必要とされるものは】変化です。
S = [ What is needed ]
V = is
C = change.
関係代名詞whatのかたまり”What is needed”が主語として使われています。
〈what節が目的語の働きをする〉
【彼女の言うこと】を聞き取れませんでした。
S = I
V = didn’t hear
O = [ what she said ].
関係代名詞whatのかたまり”what she said”が目的語として使われています。
〈what節が補語の働きをする〉
それが【私が知りたいこと】です。
S = That
V = is
C =【what I want to know】
関係代名詞whatのかたまり”What she said”が補語として使われています。
〈what節が前置詞の目的語の働きをする〉
【あなたが持っているもの】に興味があります。
S = I
V= ’m
C= interested
前置詞= in
O=[ what you have ].
関係代名詞whatのかたまり”What you have”が前置詞”in”の目的語として使われています。
関係代名詞whatはなぜ先行詞がないの?
関係代名詞whatとは、それは先行詞を含んだ関係代名詞です。
関係代名詞 what = the thing(s) which「…するもの」
つまり、関係代名詞whatは【”the thing(s) which”「…するもの」】の言い換えと言えます。
例文を使って確認していきましょう。
1)[ the thing which is needed ] is change. (関係代名詞which)
⇩ 関係代名詞”what”に言い換えると
2)[ what is needed ] is change. (関係代名詞which)
→ 1)と2)の訳「【必要とされるものは】変化です。」
例文1)と2)は全く同じ意味です。
例文1)は先行詞”the thing”を関係詞節”which is needed“が説明しています。
例文2)は関係代名詞what節が、そのまま名詞のカタマりとして、主語の役割をしています。
このように、関係代名詞”what”は、“the thing(s) which”の言い換えたもので、
先行詞ごとwhatに含まれているので、先行詞がないといことになります。
1)I didn’t hear【the thing which she said】(関係代名詞which)
⇩ 関係代名詞”what”に言い換えると
2)I didn’t hear【what she said】(関係代名詞what)
→ 1)と2)の訳「【必要とされるものは】変化です。」
例文1)と2)は全く同じ意味です。
例文1)は先行詞”the thing”を関係詞節”which she said“が説明しています。
例文2)は関係代名詞what節が、そのまま名詞のカタマりとして、主語の役割をしています。
Practice日本語の意味に合うように,[ ]の語句を並べかえ,全文を書きなさい。
以下の形と訳に注意して解いてください。
1)what S V 「SがVすること(もの)」
2)what V「Vすること(もの)/であるもの」
1. [ last night / what / happened ] was very surprising.
(昨夜起きたことは非常に驚くべきことだった)
2. I couldn’t understand [ he / what / said ].
(私は彼が言ったことが理解できなかった)
3. That’s not [ me / before / told / you / what ].
(それはあなたが以前に私に話したことではありません)
Practice2日本語の意味に合うように、下線部に適切な語句を入れ,英文を完成させなさい。
以下の形と訳に注意して解いてください。
1)what S V 「SがVすること(もの)」
2)what V「Vすること(もの)/であるもの」
1. 美しいものがいつもよいものだとは限らない。
is not always good.
2. 彼はブライアンから聞いたことを私に話そうとしなかった。
He wouldn’t tell me from Brian.
3. このウェブサイトは私が探してしているものだ。
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まとめ
今回は関係代名詞”what”についてまとめてきました。
1)形 ⇒ what S V / what V
2)意味 ⇒「~すること[もの]」
3)役割 ⇒ 名詞のカタマリ
4)使われる場所 ⇒ S / O / C / 前置詞のO
5)特徴 =関係代名詞 what = the thing(s) which「…するもの」の言い換え
以上のポイントを理解して正しい関係代名詞”what”を使っていきましょう。