関係詞

関係代名詞⑤ 【代名詞 of 関係代名詞】

坪田塾

関係代名詞の代名詞を使った表現を確認していきましょう。

「代名詞 of 関係代名詞」ー 先行詞の一部や全体に補足説明を加える ー

例文を確認しながら確認していきましょう。

例文

Lisa has a lot of bags, some of which she bought in Italy.

リサはたくさんバッグを持っていて,その(バッグの)いくつかはイタリアで買ったものだ[some of which])

先行詞には を引き、「代名詞 of 関係代名詞」には赤く色をつけました。

例文の先行詞a lot of bags”なので、「物」(which)と判断します。

後ろの文では”some of 〜”「〜のいくつか」という代名詞の表現が使われています。

この語のカタマリに関係代名詞を使って、“some of which”にすると

「代名詞 + 関係代名詞」の文の完成です。

代名詞を使った表現をここでまとめましょう。

「代名詞 of 〜」の表現

1)some of 〜「〜の何人か/〜いくつか」

2)most of 〜 「〜のほとんど」

3)both of 〜 「~の両方」

4)all of 〜「~のすべて」

5)neither of 〜「~のどちらもない」

6)either of 〜 「〜のうちどちらかを」

7)none of 〜 「何も/だれも~ない」

以上の表現はよく使われる「代名詞 of 〜」の表現です。

①「代名詞 of 関係代名詞」(非制限用法)のまとめ
1)形:「, + 代名詞 of 関係詞代名詞」代名詞 of which / whom)

※1)「,(コンマ)」を置いて非限定用法として使います。

②よく使われるフレーズ

1)some of which/whom「(ちなみに) 〜の何人か/~いくつか」

2)most ofwhich/whom「(ちなみに)〜のほとんどの」

3)both ofwhich/whom(ちなみに)~の両方」

4)all ofwhich/whom(ちなみに)~のすべて」

5)neither ofwhich/whom(ちなみに)~のどちらもない」

6)either ofwhich/whom「〜のうちどちらかを」

7)none ofwhich/whom(ちなみに)何も/だれも~ない」

※関係詞の非制限用法がある英文を和訳する場合、先行詞まで読んで一度区切る。その後に補足的に「ちなみに〜」と訳すわかりやすいです。

③役割 : 形容詞の役割 (前の名詞を補足的に説明します)

④「代名詞 of 関係代名詞」(非制限用法)の種類

主格(S)目的格(O)
*先行詞が人代名詞 of whom代名詞 of whom
*先行詞が物/動物代名詞 of which代名詞 of which

「代名詞 of 関係代名詞」(非制限用法) でも、関係代名詞の決め方は基本的に同じですが

”代名詞 of 〜”の表現では

人の場合”代名詞 of whom”

物/動物の場合”代名詞 of which”しか使えないことには要注意です。

よく使われるフレーズを例文を確認していきましょう。

1), some of which/whom「(ちなみに) 〜の何人か/~いくつか」

例文

先行詞が人の場合

Lisa met a lot of people, some of whom(S) were Italian.

リサはたくさんの人に会いましたが、ちなみにそのうちの何人かはイタリア人でした。

先行詞が物/動物の場合

Lisa has a lot of bags, some of which(O) she bought in Italy.

リサはたくさんバッグを持っている,ちなみにその(バッグの)いくつかイタリアで買ったものだ。

2), most of which/whom「(ちなみに)〜のほとんどの」

例文

先行詞が人の場合

Lisa met a lot of people, most of whom(S) were Italian.

リサはたくさんの人に会いましたが、ちなみにそのうちのほとんどがイタリア人です。

先行詞が物/動物の場合

Lisa has a lot of bags, most of which(O) she bought in Italy.

リサはたくさんバッグを持っている,ちなみにその(バッグの)ほとんどはイタリアで買ったものだ。

3), both of which/whom 「(ちなみに)~の両方」

例文

先行詞が人の場合

Lisa met two Italian, both of whom(S) were doctors.

リサは2人のイタリア人に会いましたが、ちなみに彼らの両方が医者でした。

先行詞が物/動物の場合

Lisa has two bags, both of which(O) she bought in Italy.

リサは2つのバッグを持っているが,ちなみにその(バッグの)両方をイタリアで買いました。

4), all of which/whom「(ちなみに)~のすべて」

例文

先行詞が人の場合

Lisa met a lot of people, all of whom(S) were Italian.

リサはたくさんの人に会いましたが、ちなみにそのうちの全員がイタリア人です。

先行詞が物/動物の場合

Lisa has a lot of bags, all of which(O) she bought in Italy.

リサはたくさんバッグを持っている,ちなみにその(バッグの)全てをイタリアで買いました。

5), neither of which/whom「(ちなみに)~のどちらもない」

例文

先行詞が人の場合

Lisa met two people in Italy, neither of whom(S) were Italian.

リサはイタリアで2人に会いましたが、ちなみにそのどちらもイタリア人ではありませんでした。

先行詞が物/動物の場合

Lisa has two bags, neither of which(O) she bought in Italy.

リサはたくさんバッグを持っている,ちなみにその(バッグの)どちらもイタリアで買ったものではありません

6), either ofwhich/whom「〜のうちどちらか/片方」

例文

先行詞が人の場合

Lisa met two people in Italy, either of whom(S) were Italian.

リサはイタリアで2人に会いましたが、ちなみにその片方はイタリア人でした。

先行詞が物/動物の場合

Lisa has two bags, either of which(O) she bought in Italy.

リサはたくさんバッグを持っている,ちなみにその(バッグの)片方はイタリアで買ったものです。

7), none of which/whom 「(ちなみに)どれも/だれも~ない」

例文

先行詞が人の場合

Lisa met a lot of people, none of whom(S) were Italian.

リサはたくさんの人に会いましたが、ちなみに誰もイタリア人ではありませんでした

先行詞が物/動物の場合

Lisa has a lot of bags, none of which(O) she bought in Italy.

リサはたくさんバッグを持っている,ちなみにその(バッグの)どれもがイタリアで買ったものではありません。

Practice:( )に適切な語を入れて、日本語に訳して見てください。

Lisa met a lot of people, some of ( ) were Italian.

答え
(whom)
リサはたくさんの人に会いましたが、ちなみにそのうちの何人かはイタリア人でした。

Lisa has a lot of bags, some of( ) she bought in Italy.

答え
(which)
リサはたくさんバッグを持っている,ちなみにその(バッグの)いくつかはイタリアで買ったものだ。

Lisa met a lot of people, most of( ) were Italian.

答え
(whom)
リサはたくさんの人に会いましたが、ちなみにそのうちの何人かはイタリア人でした。

Lisa has a lot of bags, most of( ) she bought in Italy.

答え
(which)
リサはたくさんバッグを持っている,ちなみにその(バッグの)ほとんどはイタリアで買ったものだ。

Lisa met two Italian, both of( ) were doctors.

答え
(whom)
リサは2人のイタリア人に会いましたが、ちなみに彼らの両方が医者でした。

Lisa has two bags, both of( ) she bought in Italy.

答え
(which)
リサは2つのバッグを持っているが,ちなみにその(バッグの)両方をイタリアで買いました。

Lisa met a lot of people, all of( ) were Italian.

答え
(whom)
リサはたくさんの人に会いましたが、ちなみにそのうちの全員がイタリア人です。

Lisa has a lot of bags, all of( ) she bought in Italy.

答え
(which)
リサはたくさんバッグを持っている,ちなみにその(バッグの)全てをイタリアで買いました。

Lisa met two people in Italy, neither of( ) were Italian.

答え
(whom)
リサはイタリアで2人に会いましたが、ちなみにそのどちらもイタリア人ではありませんでした。

Lisa has two bags, neither of( ) she bought in Italy.

答え
(which)
リサはたくさんバッグを持っている,ちなみにその(バッグの)どちらもイタリアで買ったものではありません。

Lisa met two people in Italy, either of( ) were Italian.

答え
(whom)
リサはイタリアで2人に会いましたが、ちなみにその片方はイタリア人でした。

Lisa has two bags, either of( ) she bought in Italy.

答え
(which)
リサはたくさんバッグを持っている,ちなみにその(バッグの)片方はイタリアで買ったものです。

Lisa met a lot of people, none of( ) were Italian.

答え
(whom)
リサはたくさんの人に会いましたが、ちなみに誰もイタリア人ではありませんでした。

Lisa has a lot of bags, none of ( ) she bought in Italy.

答え
(which)
リサはたくさんバッグを持っている,ちなみにその(バッグの)どれもがイタリアで買ったものではありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は「代名詞+関係代名詞」を使った表現を確認してきました。

①「代名詞 of 関係代名詞」(非制限用法)のまとめ
1)形:「, + 代名詞 of 関係詞代名詞」代名詞 of which / whom)

※1)「,(コンマ)」を置いて非限定用法として使います。

②よく使われるフレーズ

1)some of which/whom「(ちなみに) 〜の何人か/~いくつか」

2)most ofwhich/whom「(ちなみに)〜のほとんどの」

3)both ofwhich/whom(ちなみに)~の両方」

4)all ofwhich/whom(ちなみに)~のすべて」

5)neither ofwhich/whom(ちなみに)~のどちらもない」

6)either ofwhich/whom「〜のうちどちらかを」

7)none ofwhich/whom(ちなみに)何も/だれも~ない」

※関係詞の非制限用法がある英文を和訳する場合、先行詞まで読んで一度区切る。その後に補足的に「ちなみに〜」と訳すわかりやすいです。

③ 役割 : 形容詞の役割 (前の名詞を補足的に説明します)

④「代名詞 of 関係代名詞」(非制限用法)の種類

主格(S)目的格(O)
*先行詞が人代名詞 of whom代名詞 of whom
*先行詞が物/動物代名詞 of which代名詞 of which

「代名詞 of 関係代名詞」(非制限用法) でも、関係代名詞の決め方は基本的に同じですが

”代名詞 of 〜”の表現では

人の場合”代名詞 of whom”

物/動物の場合”代名詞 of which”がしか使えないことには要注意です。

使われるフレーズを例文とともに覚えていきましょう。

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ゆん
現役英語教師をしながら英語に関する情報を書いています。今年で教員生活10年目になります。みなさんに役立つ情報をできる限り発信していきたいと思います。