関係代名詞の代名詞を使った表現を確認していきましょう。
「代名詞 of 関係代名詞」ー 先行詞の一部や全体に補足説明を加える ー
例文を確認しながら確認していきましょう。
Lisa has a lot of bags, some of which she bought in Italy.
リサはたくさんバッグを持っていて,その(バッグの)いくつかはイタリアで買ったものだ[some of which])
先行詞には を引き、「代名詞 of 関係代名詞」には赤く色をつけました。
例文の先行詞”a lot of bags”なので、「物」(which)と判断します。
後ろの文では”some of 〜”「〜のいくつか」という代名詞の表現が使われています。
この語のカタマリに関係代名詞を使って、“some of which”にすると
「代名詞 + 関係代名詞」の文の完成です。
代名詞を使った表現をここでまとめましょう。
1)some of 〜「〜の何人か/〜いくつか」
2)most of 〜 「〜のほとんど」
3)both of 〜 「~の両方」
4)all of 〜「~のすべて」
5)neither of 〜「~のどちらもない」
6)either of 〜 「〜のうちどちらかを」
7)none of 〜 「何も/だれも~ない」
以上の表現はよく使われる「代名詞 of 〜」の表現です。
①「代名詞 of 関係代名詞」(非制限用法)のまとめ
1)形:「, + 代名詞 of 関係詞代名詞」(代名詞 of which / whom)
※1)「,(コンマ)」を置いて非限定用法として使います。
②よく使われるフレーズ
1)some of which/whom「(ちなみに) 〜の何人か/~いくつか」
2)most ofwhich/whom「(ちなみに)〜のほとんどの」
3)both ofwhich/whom 「(ちなみに)~の両方」
4)all ofwhich/whom「(ちなみに)~のすべて」
5)neither ofwhich/whom「(ちなみに)~のどちらもない」
6)either ofwhich/whom「〜のうちどちらかを」
7)none ofwhich/whom「(ちなみに)何も/だれも~ない」
※関係詞の非制限用法がある英文を和訳する場合、先行詞まで読んで一度区切る。その後に補足的に「ちなみに〜」と訳すわかりやすいです。
③役割 : 形容詞の役割 (前の名詞を補足的に説明します)
④「代名詞 of 関係代名詞」(非制限用法)の種類
主格(S) | 目的格(O) | |
*先行詞が人 | 代名詞 of whom | 代名詞 of whom |
*先行詞が物/動物 | 代名詞 of which | 代名詞 of which |
※「代名詞 of 関係代名詞」(非制限用法) でも、関係代名詞の決め方は基本的に同じですが
”代名詞 of 〜”の表現では
人の場合”代名詞 of whom”
物/動物の場合”代名詞 of which”しか使えないことには要注意です。
よく使われるフレーズを例文を確認していきましょう。
1), some of which/whom「(ちなみに) 〜の何人か/~いくつか」
先行詞が人の場合
Lisa met a lot of people, some of whom(S) were Italian.
リサはたくさんの人に会いましたが、ちなみにそのうちの何人かはイタリア人でした。
先行詞が物/動物の場合
Lisa has a lot of bags, some of which(O) she bought in Italy.
リサはたくさんバッグを持っている,ちなみにその(バッグの)いくつかはイタリアで買ったものだ。
2), most of which/whom「(ちなみに)〜のほとんどの」
先行詞が人の場合
Lisa met a lot of people, most of whom(S) were Italian.
リサはたくさんの人に会いましたが、ちなみにそのうちのほとんどがイタリア人です。
先行詞が物/動物の場合
Lisa has a lot of bags, most of which(O) she bought in Italy.
リサはたくさんバッグを持っている,ちなみにその(バッグの)ほとんどはイタリアで買ったものだ。
3), both of which/whom 「(ちなみに)~の両方」
先行詞が人の場合
Lisa met two Italian, both of whom(S) were doctors.
リサは2人のイタリア人に会いましたが、ちなみに彼らの両方が医者でした。
先行詞が物/動物の場合
Lisa has two bags, both of which(O) she bought in Italy.
リサは2つのバッグを持っているが,ちなみにその(バッグの)両方をイタリアで買いました。
4), all of which/whom「(ちなみに)~のすべて」
先行詞が人の場合
Lisa met a lot of people, all of whom(S) were Italian.
リサはたくさんの人に会いましたが、ちなみにそのうちの全員がイタリア人です。
先行詞が物/動物の場合
Lisa has a lot of bags, all of which(O) she bought in Italy.
リサはたくさんバッグを持っている,ちなみにその(バッグの)全てをイタリアで買いました。
5), neither of which/whom「(ちなみに)~のどちらもない」
先行詞が人の場合
Lisa met two people in Italy, neither of whom(S) were Italian.
リサはイタリアで2人に会いましたが、ちなみにそのどちらもイタリア人ではありませんでした。
先行詞が物/動物の場合
Lisa has two bags, neither of which(O) she bought in Italy.
リサはたくさんバッグを持っている,ちなみにその(バッグの)どちらもイタリアで買ったものではありません。
6), either ofwhich/whom「〜のうちどちらか/片方」
先行詞が人の場合
Lisa met two people in Italy, either of whom(S) were Italian.
リサはイタリアで2人に会いましたが、ちなみにその片方はイタリア人でした。
先行詞が物/動物の場合
Lisa has two bags, either of which(O) she bought in Italy.
リサはたくさんバッグを持っている,ちなみにその(バッグの)片方はイタリアで買ったものです。
7), none of which/whom 「(ちなみに)どれも/だれも~ない」
先行詞が人の場合
Lisa met a lot of people, none of whom(S) were Italian.
リサはたくさんの人に会いましたが、ちなみに誰もイタリア人ではありませんでした。
先行詞が物/動物の場合
Lisa has a lot of bags, none of which(O) she bought in Italy.
リサはたくさんバッグを持っている,ちなみにその(バッグの)どれもがイタリアで買ったものではありません。
Practice:( )に適切な語を入れて、日本語に訳して見てください。
Lisa met a lot of people, some of ( ) were Italian.
Lisa has a lot of bags, some of( ) she bought in Italy.
Lisa met a lot of people, most of( ) were Italian.
Lisa has a lot of bags, most of( ) she bought in Italy.
Lisa met two Italian, both of( ) were doctors.
Lisa has two bags, both of( ) she bought in Italy.
Lisa met a lot of people, all of( ) were Italian.
Lisa has a lot of bags, all of( ) she bought in Italy.
Lisa met two people in Italy, neither of( ) were Italian.
Lisa has two bags, neither of( ) she bought in Italy.
Lisa met two people in Italy, either of( ) were Italian.
Lisa has two bags, either of( ) she bought in Italy.
Lisa met a lot of people, none of( ) were Italian.
Lisa has a lot of bags, none of ( ) she bought in Italy.
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「代名詞+関係代名詞」を使った表現を確認してきました。
①「代名詞 of 関係代名詞」(非制限用法)のまとめ
1)形:「, + 代名詞 of 関係詞代名詞」(代名詞 of which / whom)
※1)「,(コンマ)」を置いて非限定用法として使います。
②よく使われるフレーズ
1)some of which/whom「(ちなみに) 〜の何人か/~いくつか」
2)most ofwhich/whom「(ちなみに)〜のほとんどの」
3)both ofwhich/whom 「(ちなみに)~の両方」
4)all ofwhich/whom「(ちなみに)~のすべて」
5)neither ofwhich/whom「(ちなみに)~のどちらもない」
6)either ofwhich/whom「〜のうちどちらかを」
7)none ofwhich/whom「(ちなみに)何も/だれも~ない」
※関係詞の非制限用法がある英文を和訳する場合、先行詞まで読んで一度区切る。その後に補足的に「ちなみに〜」と訳すわかりやすいです。
③ 役割 : 形容詞の役割 (前の名詞を補足的に説明します)
④「代名詞 of 関係代名詞」(非制限用法)の種類
主格(S) | 目的格(O) | |
*先行詞が人 | 代名詞 of whom | 代名詞 of whom |
*先行詞が物/動物 | 代名詞 of which | 代名詞 of which |
※「代名詞 of 関係代名詞」(非制限用法) でも、関係代名詞の決め方は基本的に同じですが
”代名詞 of 〜”の表現では
人の場合”代名詞 of whom”
物/動物の場合”代名詞 of which”がしか使えないことには要注意です。
使われるフレーズを例文とともに覚えていきましょう。