前置詞＋関係代名詞｜英語のいろは

ここでは「前置詞＋関係代名詞」について確認していきましょう。

前提の知識として、関係代名詞の作り方や使い方を理解して置く必要があるので、

まだ見てない方は、ぜひそちらの記事を確認してください。

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Contents

前置詞＋関係代名詞の種類
「前置詞＋関係代名詞」の作り方
- 「前置詞＋関係代名詞」の成り立ち
- 関係代名詞の例文
まとめ
Practice

前置詞＋関係代名詞の種類

まず大事な点は、「前置詞＋関係代名詞」では、

“前置詞＋whom” or“前置詞＋which”

の形しかないことです。

“that”も絶対に使えません。

「前置詞＋関係代名詞」では、

前置詞の後ろの目的語が関係代名詞になったので、

目的格しか取れないのです。

「前置詞＋関係代名詞」の作り方

まずは「前置詞＋関係代名詞」の成り立ちを学んでいきましょう。

The bed < in which I slept last night > wasn’t very comfortable.

<昨夜私が寝た>ベッドはあまり快適ではありませんでした。

「前置詞＋関係代名詞」の成り立ち

上の例文を作って見ましょう。

次の2 文を、「前置詞＋関係代名詞」を使って、1 文に書き換えなさい。
The bed wasn’t very comfortable. ＋ I slept in it last night.

図解

① 「前置詞＋関係代名詞」は、前置詞の後ろに代名詞がある時しか使えません。

(上の例文では”in it”)

② 表の「縦」を決める ⇒ 先行詞は”the bed”なので、「物」と判断し、”in which”で表します。

※関係代名詞のように、表の横を読み取る必要はありません。

関係代名詞の例文

同じ例文で関係代名詞の文も作りことができます。

次の2 文を、「関係代名詞」を使って、1文に書き換えなさい。
The bed wasn’t very comfortable. ＋ I slept in it last night.

図解

「前置詞＋関係代名詞」の時とは違い、

代名詞”it”だけを「関係代名詞」に変えます。

表の使い方

① 表の「縦」を決める ⇒ 先行詞は”the bed”は、「物」と判断します。

② 表の「横」を決める ⇒ 関係詞節(後ろの文)の代名詞”it”が前置詞の目的語(O)の位置なので目的格(S)”that/which”を使う。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「前置詞＋関係代名詞」は

前置詞の後ろに代名詞がある時に使う表現です。

前置詞と一緒の関係代名詞にする場合は「前置詞＋関係代名詞」

代名詞だけ関係代名詞にする場合は「関係代名詞」になります。

一つに文から２つにパターンを作れる訳ですね。

The bed wasn’t very comfortable. ＋ I slept in it last night

→The bed which I slept in last night wasn’t very comfortable.(関係代名詞)

“it”だけを”which”に変えたうえで、接続部へ持ってくると「関係代名詞」になります。

→The bed in which I slept last night wasn’t very comfortable.(前置詞＋関係代名詞)

“in it”で一つの意味のカタマリとして、”in it”を”in which”に変えたうえで、前置詞も一緒に接続部へ持ってくると「前置詞＋関係代名詞」になります。

①「前置詞＋関係代名詞」では、“前置詞＋whom” or “前置詞＋which”の形しかない。

② 「前置詞＋関係代名詞」では前置詞の後ろに関係代名詞のthatを置くことはできません。

× → “The bed in that I slept last night wasn’t very comfortable.”は使えません。

それでは、最後に問題を解いて確認して見ましょう。

Practice

次の2 文を1 文に書き換えなさい。その際に「関係代名詞」と「前置詞＋関係代名詞」の２つパターンを作りなさい。

1) This is the house ＋ I live in the house.(これは私の住んでいる家です。)

(関係代名詞)＝This is the house .

答え

This is the house < which I live in >.
⇒前を見る：先行詞は”the house”は「物」です。
⇒後を見る：”in the house” の “the house” は前置詞”in”の目的語がなので、目的格”that/which”または省略です。

(前置詞＋関係代名詞)＝This is the house .

答え

This is the house < in which I live >.
⇒前を見る：先行詞は”the house”は「物」です。
⇒後を見る：”in the house” を「前置詞＋関係代名詞」”in which”に変えて、先行詞の後ろに置いてつなげます。

2 The girl is my sister. ＋　you talked to the girl.(あなたが話しかけた女の子は私の妹です。)

(関係代名詞)＝The girl .

答え

The girl < that(who/whom) you talked to > is my sister.
⇒前を見る：先行詞は”the girl”は「人」です。
⇒後を見る：”to the girl” の “the girl” は前置詞”to”の目的語がなので、目的格”that/who/whom”または省略です。

(前置詞＋関係代名詞)＝The girl .

答え

The girl < to whom you talked > is my sister.
⇒前を見る：先行詞は”the girl”は「人」です。
⇒後を見る：”to the girl” を「前置詞＋関係代名詞」”in whom”に変えて、先行詞の後ろに置いてつなげます。

次の文を「前置詞＋関係代名詞」を使って書き換えなさい。

1) This is the town the famous TV star was born in.

答え

This is the town < in which the famous TV star was born >.
前置詞”in”を接続部に移動し、”in which”に変えます。

2) The student you are talking about is going to study abroad.

答え

The student < about whom you are talking > is going to study abroad.
前置詞”about”を接続部に移動し、”about whom”に変えます。

3) Do you remember the restaurant we first met at?

答え

Do you remember the restaurant at which we first met ?
前置詞”at”を接続部に移動し、”at which”に変えます。

( ) 内の英語を正しい順番に並べ替えなさい。

1. 彼は私が落ち込んでいるときに話したい人です。

　 He is ( talk / I / whom / with / the person / to / want ) when I feel depressed.

答え

He is the person with whom I want to talk when I feel depressed.

2. 私たちが滞在した部屋からは，街のすばらしい景色が見えた。

　 ( that / stayed / the room / in / we ) had a great view of the city.

答え

The room < that we stayed in > had a great view of the city.
※関係代名詞”that”は、前置詞と一緒には使えません。”in that”は使えません。
“the room that we stayed in”という、「関係代名詞」を使った表現にしましょう。

3. 彼は彼女が恋に落ちた男性ではありません。

　 He is not ( she / love / with / the man / whom / in / fell ).

答え

He is not the man with whom she fell in love.
※fall in love with ~ : ~に恋に落ちる

練習問題は解けたでしょうか。

もし解けなくても、問題をノートに書きとり、時間を空けてもう一度解いて見てください。

なんどもやって行くうちに、感覚を身につけることができます！

何か質問があれば、問い合わせから質問してください。

今日もありがとうございました。