今回は二重否定の表現について確認していきましょう。
まず、皆さんの中で「二重否定ってなに?」という方もいると思うので、
日本語における二重否定を確認していきましょう。
二重否定で強い肯定を表す
日本語で使う二重否定の表現をまず確認してみましょう。
1) 助けずにはいられない。
2) 明けない夜はない。
この2つの例文は二重否定の例文です。
大切なことは、否定が2つ重なると、肯定の意味になるということです。
上の図のように二重否定をすることで、「強い肯定」の意味をします。
英語でも同じように二重表現が使われます。
以下で確認していきましょう。
英語の二重否定表現
以下の英文を訳して見ましょう。
大切な点は、①否定表現を見つけて、②伝えたちメッセージを理解することです。
1) There is no rule without exceptions.
2) This kind of misunderstanding is not uncommon(unusual).
3) No one can fail to notice the great change of her.
4) It is not impossible for you to pass the exam.
5) No one is so old but he can learn.
6) I never see the movie without remembering my grandfather.
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここで重要なポイントをまとめていきましょう。
○二重否定の意味は「否定」×「否定」=「肯定」の意味となります。
○二重否定でよく使われる表現
“never(cannot) ~ without -ing” 「〜すると必ずーする」(ーすることなしで〜しない)
“never fail to ~”「必ず〜する」(〜しないということは絶対ない)
“否定表現 so(such) ~ but …”「…するのに〜ということはない」
二重否定は日本語でも混乱する時がありますよね。
英語で混乱するのは当然です。
まずは表現を直訳できるようにしましょう。
そして、根本は変わらず「否定」×「否定」=「肯定」です
二重否定は肯定の意味になるということを、意識しながら訳しましょう。
最悪「肯定」の意味なんだとわかれば大丈夫です。
今日もありがとうございました。