接続詞

接続詞② 【that節】

坪田塾

ここでは接続詞のthatと同格のthatの使い方を確認していきましょう。

接続詞thatと同格のthatの使われる場所

まずは意味と使われる場所を確認していきましょう。

接続詞that節「~ということ」

The problem is that nobody knows how to use it.

訳:問題は、誰もそれを使用する方法を知らないということです。

同格の that節「~という」

I was shocked at the news that the actor had died.

訳:俳優が亡くなったというニュースにショックを受けました。

ここから例文で確認しいきましょう。

① that節 -接続詞thatと同格thatの使い方-

接続調thatは, <that+主語+動詞〜> の形で 「~ということ」 の意味で用いられます。

文中で名詞と同じ働きをし、 主語・補語・動詞の目的語 になる名詞節をつくります。

しばしば省略されることもあります。

実際に例文を見ていきましょう。

主語(S)として使われるthat節

[主語][ That we won the competition ] was wonderful.                               

訳:[その競技に勝てたことは]すばらしいね。」     


S(主語) = [ That we won the competition ]

V(動詞) = was

C(補語) = exciting.

目的語(O)として使われるthat節
[目的語] Do you believe [ that dreams have meaning ]?

(目的語: thatは省略されることが多い)

訳:[夢に意味があるということを]あなたは信じますか。


助動詞 = Do

S(主語) = you

V(動詞) = believe

O(目的語) = [ that dreams have meaning ]

補語(C)として使われるthat節

[補語]The problem is [ that nobody knows how to use it ].

訳:問題は[だれもその使い方を知らないということ]です。


S(主語) = The problem

V(動詞) = is

O(目的語) = [ that nobody knows how to use it ]

三つの例文で示したように、接続詞のthatは

主語、目的語、補語の場所で使うことができます。

この働きを理解しておくと、英作文の時にも非常に便利ですね。

② 同格that:名詞の内容を説明する節(同格節)をつくる。

同格の”that”形容詞のかたまりとして、名詞を説明する役割をします。

”that”は「〜という」と訳します。

それでは、例文を見ていきましょう。

同格のthat

He knew the fact <that she was married>.

訳:彼は<彼女が結婚したという>事実を知っていた)


S(主語) = He

V(動詞) = knew

O(目的語) = the fact

同格のthat節 = <that she was married>.

※ thatより後ろが、”fact”の内容を説明しています。

例文では” that she was married”が”the fact”を修飾し、the factの内容を追加説明しています。

(同格のthatは名詞の内容を説明する道具なので、”I think that”のthatと一緒の役割で名詞のかたまりとする参考書もありますが、ここでは形容詞のかたまりとして説明します。)

同格のthatは内容がないとわかりにくい名詞の後ろに続きます。

前に来る名詞はある程度限られているので、下にあげておきます。

< 同格 that 節を伴う名詞 > ~ 物体ではなく内容が含まれるもの ~
opinion(意見) conclusion (結論) claim (要求) doubt (疑い)
idea(考え・感覚)belief (信念) thought (考えること) assumption (仮定) fear (恐れ)
knowledge (知識)   sense (感覚) impression (印象)
evidences(証拠)  proof (論拠) rumor (うわさ)
fact(事実)  news (知らせ) report (報告) observation (観察) ground (立場)
possobilty(可能性)  hope (希望)

まずは代表的な、意見/考え/証拠/事実/可能性の5つを覚えて、関係する単語を覚えていきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ここでは接続詞thatと同格のthatの使われ方を確認しました。

例文を確認し、長文を読む中で意識できるようにしましょう。

ここでポイントをまとめます。

接続詞that節「~ということ」

文中で名詞と同じ働きをし、 主語・補語・動詞の目的語 になる名詞節

同格の that節「~という」

同格の”that”は形容詞のかたまりとして、前の名詞を説明する役割をします。

同じthatでもこのような違いがあるので、気をつけてください。

今日もありがとうございました。

ABOUT ME
ゆん
現役英語教師をしながら英語に関する情報を書いています。今年で教員生活10年目になります。みなさんに役立つ情報をできる限り発信していきたいと思います。