ここでは接続詞のthatと同格のthatの使い方を確認していきましょう。
接続詞thatと同格のthatの使われる場所
まずは意味と使われる場所を確認していきましょう。
① 接続詞that節「~ということ」
The problem is that nobody knows how to use it.
訳:問題は、誰もそれを使用する方法を知らないということです。
②同格の that節「~という」
I was shocked at the news that the actor had died.
訳:俳優が亡くなったというニュースにショックを受けました。
ここから例文で確認しいきましょう。
① that節 -接続詞thatと同格thatの使い方-
接続調thatは, <that+主語+動詞〜> の形で 「~ということ」 の意味で用いられます。
文中で名詞と同じ働きをし、 主語・補語・動詞の目的語 になる名詞節をつくります。
しばしば省略されることもあります。
実際に例文を見ていきましょう。
[主語][ That we won the competition ] was wonderful.
訳:[その競技に勝てたことは]すばらしいね。」
S(主語) = [ That we won the competition ]
V(動詞) = was
C(補語) = exciting.
(目的語: thatは省略されることが多い)
訳:[夢に意味があるということを]あなたは信じますか。
助動詞 = Do
S(主語) = you
V(動詞) = believe
O(目的語) = [ that dreams have meaning ]
[補語]The problem is [ that nobody knows how to use it ].
訳:問題は[だれもその使い方を知らないということ]です。
S(主語) = The problem
V(動詞) = is
O(目的語) = [ that nobody knows how to use it ]
三つの例文で示したように、接続詞のthatは
主語、目的語、補語の場所で使うことができます。
この働きを理解しておくと、英作文の時にも非常に便利ですね。
② 同格that:名詞の内容を説明する節(同格節)をつくる。
同格の”that”は形容詞のかたまりとして、名詞を説明する役割をします。
”that”は「〜という」と訳します。
それでは、例文を見ていきましょう。
He knew the fact <that she was married>.
訳:彼は<彼女が結婚したという>事実を知っていた)
S(主語) = He
V(動詞) = knew
O(目的語) = the fact
同格のthat節 = <that she was married>.
※ thatより後ろが、”fact”の内容を説明しています。
例文では” that she was married”が”the fact”を修飾し、the factの内容を追加説明しています。
(同格のthatは名詞の内容を説明する道具なので、”I think that”のthatと一緒の役割で名詞のかたまりとする参考書もありますが、ここでは形容詞のかたまりとして説明します。)
同格のthatは内容がないとわかりにくい名詞の後ろに続きます。
前に来る名詞はある程度限られているので、下にあげておきます。
< 同格 that 節を伴う名詞 > ~ 物体ではなく内容が含まれるもの ~
opinion(意見) | conclusion (結論) claim (要求) doubt (疑い) |
idea(考え・感覚) | belief (信念) thought (考えること) assumption (仮定) fear (恐れ) knowledge (知識) sense (感覚) impression (印象) |
evidences(証拠) | proof (論拠) rumor (うわさ) |
fact(事実) | news (知らせ) report (報告) observation (観察) ground (立場) |
possobilty(可能性) | hope (希望) |
まずは代表的な、意見/考え/証拠/事実/可能性の5つを覚えて、関係する単語を覚えていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここでは接続詞thatと同格のthatの使われ方を確認しました。
例文を確認し、長文を読む中で意識できるようにしましょう。
ここでポイントをまとめます。
① 接続詞that節「~ということ」
文中で名詞と同じ働きをし、 主語・補語・動詞の目的語 になる名詞節
②同格の that節「~という」
同格の”that”は形容詞のかたまりとして、前の名詞を説明する役割をします。
同じthatでもこのような違いがあるので、気をつけてください。
今日もありがとうございました。